バイエルンが獲得した代役は「欧州屈指のGK」
バイエルンと24年6月まで契約を残すノイアー。(C)Getty Images
ドイツサッカー界、いや、フットボール界の頂点に長らく君臨しつづけた稀代のGKが今、キャリアの岐路に立たされている。今年3月に37歳となるその名手はブンデスリーガの絶対王者、バイエルンのゴールマウスを預かってきたマヌエル・ノイアーだ。
バイエルンとドイツ代表で「アンタッチャブルな存在」と目されてきたノイアーは昨年12月、休暇先のスキーリゾートで転倒して右足を骨折。今シーズン中の復帰が絶望的となった。このアクシデントを受け、バイエルンは1月の移籍市場で代役確保に奔走。ボルシアMGからスイス代表のヤン・ゾマーを引き抜いた。
昨年12月に34歳となったばかりのゾマーはここ数年、ブンデスリーガ全体の中でも屈指のハイパフォーマンスを披露。バイエルンのハサン・サリハミジッチSDから「欧州屈指のGK」と太鼓判を押されている。ノイアーにとっては万全の状態でも手強いライバルであり、つまり怪我が癒えても即座に正GKに返り咲けるかが不透明になってしまった。
バイエルンとドイツ代表で「アンタッチャブルな存在」と目されてきたノイアーは昨年12月、休暇先のスキーリゾートで転倒して右足を骨折。今シーズン中の復帰が絶望的となった。このアクシデントを受け、バイエルンは1月の移籍市場で代役確保に奔走。ボルシアMGからスイス代表のヤン・ゾマーを引き抜いた。
昨年12月に34歳となったばかりのゾマーはここ数年、ブンデスリーガ全体の中でも屈指のハイパフォーマンスを披露。バイエルンのハサン・サリハミジッチSDから「欧州屈指のGK」と太鼓判を押されている。ノイアーにとっては万全の状態でも手強いライバルであり、つまり怪我が癒えても即座に正GKに返り咲けるかが不透明になってしまった。
シャルケでプレーしていた20代前半の頃から「世界一のゴールキーパー」(元デンマーク代表GKペーター・シュマイケルなど)と称され、太く長いキャリアを築いてきたノイアーの時代はついに終焉してしまうのか。2002年の日韓ワールドカップ準優勝メンバーで、現在は解説者を務めるディートマー・ハマン氏がテレビ番組『Sky90』で見解を示した。
「ノイアーはいずれ戻ってくるだろう。いや、戻ってくるかはまだ分からないね。戻ってきたときは、どういう状態か見なければならない。37歳で3~4か月のリハビリをこなすのは簡単じゃないんだ。それにハッキリ言おう。彼はワールドカップ、その数か月前から継続性を欠いている」
一方で、ハマン氏はバイエルンの新戦力に明るい未来が待ち受けていると考えているようだ。
「ゾマーが(ノイアーが復帰する予定の)夏までにナンバー1になると見ている。そしてノイアーが夏の準備期間にゾマーより良い印象を残せないようなら、来シーズンもゾマーがゴールに君臨しつづけるだろう」
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
「ノイアーはいずれ戻ってくるだろう。いや、戻ってくるかはまだ分からないね。戻ってきたときは、どういう状態か見なければならない。37歳で3~4か月のリハビリをこなすのは簡単じゃないんだ。それにハッキリ言おう。彼はワールドカップ、その数か月前から継続性を欠いている」
一方で、ハマン氏はバイエルンの新戦力に明るい未来が待ち受けていると考えているようだ。
「ゾマーが(ノイアーが復帰する予定の)夏までにナンバー1になると見ている。そしてノイアーが夏の準備期間にゾマーより良い印象を残せないようなら、来シーズンもゾマーがゴールに君臨しつづけるだろう」
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部