「2つの失点で印象は良くなかった」完敗のシャルケ、吉田麻也に地元メディアは辛口採点。デビューを飾った上月壮一郎には最高評価!

2023年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

素早い対応も、逆をとられて2失点目

再開初戦でシャルケはフランクフルトに完敗。吉田は失点を防げなかった。(C)Getty Images

 現地時間1月21日に、ブンデスリーガ第16節が開催。カタール・ワールドカップによる中断から再開したリーグ戦で、吉田麻也と上月壮一郎が所属するシャルケは、鎌田大地と長谷部誠を擁するアイントラハト・フランクフルトと敵地で対戦し、0-3で敗れた。

 最下位に沈むシャルケは、後半戦の巻き返しに勢いをつけたかったが結果を出せず。22分、左サイドを崩されてイェスパー・リンドストロームの先制弾をくらうと、84分にはリンドストロームのパスをエリア内で受けたラファエル・ボレに対し、吉田が素早く対応するも、逆をとられて2失点目を許す。終了間際にもアウレリオ・ブタに強烈な一撃を叩き込まれた。

 地元メディア『RUHR 24』の採点では、CBでフル出場した吉田には「4.5」(※ドイツ・メディアの採点は1が最高、6が最低)が付けられ、次のように評価された。

「リーグ2位の得点数のフランクフルトに対し、ほとんど何も許さなかったが、2つの失点では、あまり良い印象ではなかった。前に出ていって0-1、2失点目の対応も惜しかった。CBでコンビを組んだマトリチャーニに比べれば少しは自信を持ってプレーしていたが、それでもパフォーマンスは良くなかった」
 
 一方、U-23チームで研鑽を積み、待望のトップデビューを果たした上月は「1.5」。スタメンに名を連ね、74分に途中交代するまで、いくつかの好プレーを披露。最高評価となった寸評は以下のとおりだ。

「U-23の新戦力は、ブンデスリーガのデビュー戦で早くも最高のシャルケの選手に。32分には得点しそうになった。際どい角度からのシュートはファーポストに当てられなかった。ハーフタイム直後には、ヘディングで2度目のビッグチャンスを迎えたが、GKトラップの鋭い反射神経に阻まれた。多くのシャルケファンは、74分にケナン・カラマンの代わりに別の選手を交代させることを望んだはずだ。唯一の欠点は、序盤のクロスが精度を欠いたことだ」

 日本代表のキャプテンは思うような働きを見せられなかったが、期待の22歳アタッカーは上々のインパクトを残したようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】最下位に沈むシャルケ、再開初戦で0-3完敗…敵地でのフランクフルト戦ハイライト
 

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