ワールドカップの大舞台でゴールを決め、クラブに戻ってからも毎試合のように得点に絡んでいれば、関心を引き付けるのは言うまでもない。同時に、クラブが手放したくないのも当然だ。

　プレミアリーグで最下位のサウサンプトンは、残留争いに向けた補強の候補として、セルティックの前田大然に注目していると言われる。だが、ピート・オルーク記者は、アンジェ・ポステコグルー監督とセルティックは前田の残留を望むはずだと話した。

　W杯ラウンド16のクロアチア戦で先制点を挙げた前田は、セルティックでも公式戦のここ５試合のうち４試合で得点に関与。ハイバーニアンやレンジャーズとのリーグ戦、キルマーノックとのリーグカップ準決勝でゴールを決めている。

　オルーク記者は『Football FanCast』で「断るにはあまりに良いオファーでない限り、ポステコグルーはセルティックの経営陣がマエダを残すことを要求すると確信している」と述べた。

「だが、マエダもセルティックでかなりハッピーだと確信している。セルティックは彼を引き止めたいと望んでいるだろう」
 

　これを受け、Football FanCastは「今シーズンすでに29試合出場と、マエダはポステコグルーのチームにおけるキープレーヤーだった」と報じている。

「今季のセルティックには彼を上回る選手がたくさんいるが、（前田は）レンジャーズ戦やハーツ戦、マザーウェル戦といったタイトな試合で大きなゴールを決めてきた。ギオルゴス・ギアクマキス退団報道もあり、代役を獲得できなければ人手不足にもなり得る」

　そのうえで、同メディアは「ワールドカップでのマエダのように、最大の舞台で印象を残せば、とどめるのが難しいことなのは当然だろう」ともつけ加えた。

　移籍市場は何があるか分からない。まずはゴールラインが見えてきたマーケットでの今後の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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