プレミアリーグで首位を走るアーセナルは現地時間１月20日、ブライトンのレアンドロ・トロサールを完全移籍で獲得した。

　28歳のベルギー代表MFは、2019-20シーズンから籍を置くブライトンの中心選手として活躍してきたが、カタール・ワールドカップ以降は、コンディション不良などで出番が減少。退団が噂され、トッテナムやチェルシーからも関心を寄せられるなか、アーセナルに新天地を求めた。

　クラブの公式HPでは、期待の新戦力のインタビューを掲載。「本当に興奮しているよ」と、新たなチャレンジに意欲を燃やしているようだ。

「アーセナルはビッグクラブ。ファンのために何ができるか。その準備はできている。自分のことも含めて、みんなの夢を実現するために、僕はここにいる。

　早くスタジアムでファンに会いたいし、みんなのために全力を尽くしたい。できる限り、たくさんの"魔法の瞬間"を創造したいんだ。そして、一緒に喜び合いたいね」
 

　左サイドを主戦場に、複数の役割をこなせるユーティリティ性が魅力のトロサール。では、自身が好むのはどのポジションなのか。

「ストライカーの後ろにいるのが好きなんだ。ウイングでも貪欲にやれる。どちらでも気持ちよくプレーできるけど、どちらかを選べるなら、ストライカーの後ろがいい。いずれにしても、システムに寄るけどね」

　１対１の勝負も得意で、「ボックスの中では落ち着いていて、チャンスがあれば仕留められるよ」と自信たっぷりだ。「タフなゲームで勝つための手助けができれば。それなりに経験を積んできているし、それをチームにもたらしたい」と頼もしいコメントも。

　背番号は19番。「このクラブの歴史の一部になりたい」と意気込むトロサールは、19季ぶりのリーグタイトルを目ざすアーセナルで期待に応える活躍を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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