【J2】磐田は横浜FCとドローで2位をキープ。J1自動昇格争いの最後の一枠は最終節に持ち越し

2015年11月15日 サッカーダイジェスト編集部

ともに決定機をものにできず、磐田は福岡に勝点で並ばれる。

ホームで勝ち切れなかった磐田だが、2位の座はキープ。昇格レースの行方は最終節にもつれ込んだ。(C) Getty Images

 J2リーグ第41節の磐田対横浜FCは11月14日、ヤマハスタジアムで行なわれ、両者譲らずにスコアレスで試合を終えた。
 
 試合開始前に福岡が愛媛に勝利したことで、負ければ自動昇格圏から脱落してしまう磐田は、流動的なパスワークと組織的なハイプレスで主導権を掌握。横浜FCを相手陣に押し込んで、優位に試合を進めた。
 
 だが、時計が進むと横浜FCも徐々に本領を発揮する。34分にはセットプレーに森本が頭で合わせて決定的な場面を迎えたが、惜しくもオフサイドの判定。37分にも最終ラインの裏に小池が抜け出してシュートを放つも、ボールが揺らしたのはサイドネット。その後は一進一退の攻防が続き、前半は0-0で終了した。
 
 両チームとも交代選手なく迎えた後半は、ともにボールを落ちつけられずにオープンな展開に。そんななか、63分には磐田に決定機が到来。CKから森島がシュートを放ったが、これは枠を捉えられなかった。
 
 横浜FCも66分に寺田のクロスに途中出場の大久保が飛び込むと、ボールはバーを直撃。磐田ゴールを脅かす。続けて68分にはゴール前でFKを獲得。しかし、これもゴールマウスから外れてしまった。
 
 87分に磐田はアダイウトンが最後のビッグチャンスを作り出したが、最後まで横浜FCから得点を奪えずに引き分け。勝点79で福岡に並ばれたが、得失点差で5上回る磐田が2位をキープした。
 
 大宮が大分に勝利し、J1昇格とJ2優勝を決めたため、J1自動昇格の椅子は残りひとつ。最終節で磐田と福岡がこれを争うこととなった。11月23日(月・祝)の最終節、磐田は敵地で大分と対戦。福岡も敵地で岐阜との対戦で、全試合14時のキックオフとなる。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事