【G大阪|ポジション別最新序列】“補強の目玉”チュニジア代表FWジェバリが最前線の軸。豪華なGK陣のポジション争いは必見

2023年01月19日 下薗昌記

DF陣は大きな弱点なし、CB争いは江川にもチャンスは十分

G大阪のポジション別最新序列。(C)SOCCER DIGEST

 来るべき新シーズンに向けて、戦力補強やキャンプインなど、各クラブが着々と準備を進めている。いかなる陣容で新たな戦いに臨むか。本稿では、ガンバ大阪のポジション別最新序列をお届けする。

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【GK】
 質と量ともにJリーグで最も豪華な陣容を揃える今季のGK陣のポジション争いは、新旧の日本代表を軸に繰り広げられそうだ。

 チーム最年長の36歳ながら、いまだ衰えを見せない東口順昭が経験値と質で一番手となるが、東京五輪メンバーの谷晃生も過去3シーズン、湘南への期限付き移籍で成長を遂げ、十分に東口を脅かす力を備えている。

 どちらがピッチに立っても最後尾に不安はないが、ビルドアップの一歩目となるGKにも足もとの技術を求めるダニエル・ポヤトス監督だけに、現状では3番手の一森純にもアピール次第ではチャンスがありそうだ。昨季、リーグ戦5試合に出場した石川慧はまずベンチ入りが目標となるが、ハイレベルなポジション争いは必見だ。
 
【DF】
 昨季終盤の堅守構築に貢献した昌子源は移籍したが、韓国代表としてワールドカップに出場したクォン・ギョンウォンが健在なうえに、長崎から江川湧清が加わり、CBの陣容に不安はない。昨季、本来の姿を取り戻した三浦弦太を軸に、クォン・ギョンウォンとコンビを組む可能性が濃厚だが、最終ラインからの組み立てに長けるレフティの江川も十分にチャンスはありそう。

 徳島時代にポヤトス監督の下でプレーした福岡将太もパスセンスという強みを持つが、課題は守備の耐久力。仙台への期限付き移籍から復帰した佐藤瑶大にとっては勝負の一年になる。左SBは成長著しい黒川圭介が今季もファーストチョイスになりそうだが、懸案だった右SBにもパリ五輪世代の半田陸が加入。髙尾瑠が追う格好になりそうだが、DF陣には大きな弱点もなく、指揮官の好みがファーストチョイスに現れそうだ。
 

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