「今はアトレティコのことしか考えていない」デパイとのトレードが浮上したベルギー代表MF、バルサ移籍報道を否定

2023年01月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アタッカー2枚を放出

バルサへの移籍報道を否定したカラスコ(右)。(C)Getty Images

 アトレティコ・マドリーに所属するベルギー代表MFのヤニック・カラスコが、今冬に移籍するという一部の噂を否定した。スペイン紙『アス』が報じている。

 アトレティコは今冬の移籍市場で、FWのマテウス・クーニャとジョアン・フェリックスをそれぞれウォルバーハンプトン、チェルシーへと放出。その後釜の確保が急務となっている中、バルセロナで出場機会を失っているオランダ代表FWのメンフィス・デバイをターゲットに据えた。

 アトレティコが獲得を打診したところ、バルサはデパイとカラスコのトレードを要求。一部報道では、カラスコ本人もバルサへの移籍を希望していると報じられていた。
 
 しかし、カラスコはこの報道を真っ向から否定し、次のようなコメントを残している。

「今はアトレティコのことしか考えていない。すべての選手が100%の力で、目的のために共に戦う必要がある。今シーズンの前半戦はあまり良くなかったが、僕たちはこれから、カップ戦(コパ・デル・レイ)とラ・リーガでいい成績を残せるように戦うつもりだ」と、アトレティコの選手としてシーズンを最後まで戦う考えを明かした。

 アトレティコ側もカラスコを放出する意思はないようで、バルサがデパイの放出に応じない場合は別の選択肢も調査。その候補として、ポルトガルリーグのブラガに所属する、22歳のポルトガル人FWヴィティーニャの名前が挙がっている。

 ヴィティーニャは、今シーズンの公式戦26試合に出場し12ゴールを挙げる活躍を見せていて、4大リーグへのステップアップが期待されている逸材だ。

 冬の移籍市場が閉幕する1月31日までに、アトレティコがどのような動きをみせるのか。今後も目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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