リバプールはブライトンと三笘薫に嫌な印象を抱いただろう。

　１月14日に行われたプレミアリーグ第20節で、リバプールはブライトンに０-３と完敗。ほぼフル出場した三笘には、トレント・アレクサンダー＝アーノルドが翻弄され、右サイドを再三崩された。

『SussexLive』によると、元イングランド代表のレジェンド、イアン・ライト氏は、英公共放送『BBC』の「Match of the Day」で「ブライトンは見事だった」と、ロベルト・デ・ゼルビ監督のチームを称賛している。

　そのうえで、「彼らが示したのは、リバプールがインテンシティを出してプレスをかけようとしても、それを間違えればやられてしまう、ということだ」と、リバプールに苦言を呈した。

「２、３本のパスでリバプールの最終ラインの裏を突いた。どれだけのハイラインだったか。インテンシティがなく、いつものようなプレスでなければ、突破するのは非常に簡単だった」

「もっとタイトにならないと、ミトマがまたサイドであのスペースを突く。３人のMFはまったく（ブライトンの）中盤に近くない。とにかく十分にタイトでなく、締めたり引いたりもない。今のリバプールが何をやっているのか、私には分からない」
 

　また、元イングランド代表DFのマイカー・リチャーズ氏も「ブライトンのプレスを見ると、彼らはみんなそれぞれの役割を分かっている。だが、今のリバプールと戦うのはあまりに簡単だ」と話した。

「ブライトンは素晴らしかったが、彼らにとってはあまりに簡単だった。（ダニー・）ウェルベックが素晴らしいフィニッシュをしたが、リバプールがあまりに悪かった」

　ブライトンはリーグ次節でレスターと、リバプールはチェルシーと対戦する。前者は三笘とともに好調を続けられるか、後者は手痛い黒星から立ち直ることができるか、それぞれ注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】リバプール戦で三笘が先制ゴールをお膳立てした「幻のアシスト」

【動画】「あれ追いつくんか」「完全にスピード勝ちしてるやん」リバプールDFを置き去りにした三笘薫の決定機シーン