懐かしいエピソードを紐解いた。

　放送600回を迎えたテレビ東京系列のサッカー番組『FOOT×BRAIN』に、スペシャルベストとして出演した元日本代表MF中村俊輔が、セルティック時代のある思い出の舞台裏について語った。

　現在はアーセナルに所属するスコットランド代表のキーラン・ティアニーは、セルティックの下部組織出身。当時10歳だったティアニー少年はクラブが主催したイベントで、セルティックのスター選手だった俊輔からスパイクをプレゼントされた。

　このことがきっかけでティアニーは俊輔の大ファンに。アーセナル加入後のインタビューでは、「僕はずっとナカを目ざしてきた。彼の技術はすべてが最高なんだ。いつでもどんな時も彼は頼りにされていた。本当にワールドクラスの選手さ」と話している。

　番組でこの逸話について尋ねられた俊輔は、ティアニーにスパイクを渡した理由を次のように明かした。
 

「覚えていますよ。この子にスパイクをあげたのって、上手いからだけじゃなくて、練習に対する熱意をすごく感じたので」

　サッカーに対して貪欲に、真摯に向き合ってきた俊輔だからこそ、ティアニー少年の情熱に感じる部分があったのだろう。

　自分が履いていたスパイクをその場で脱いで、ティアニーに手渡した俊輔。「このあと、サンダルで帰りましたけど」と回想し、共演者を笑わせた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】中村俊輔から"お宝"をもらう10歳のティアニー少年

【PHOTO】「伝説のFK弾」も！中村俊輔のキャリアを厳選フォトで振り返る

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻＆恋人たち