現役引退の藤本淳吾、「自分らしいサッカー人生を送れた」なかで、心残りがあるとすれば? セカンドキャリアは指導者の道へ

2023年01月12日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「家族の支えがあって、長く続けてこれた」

引退会見を実施した藤本。(C)SOCCER DIGEST

 2022年シーズン限りで現役を退いた藤本淳吾が1月12日、引退会見を実施した。

 藤本は桐光学園から筑波大に進学し、卒業後の2006年に清水エスパルスに加入。プロ1年目から「10番」を背負い、28試合・8得点の成績で新人王に選ばれた。

 以後は清水の中心選手として活躍し、11年に名古屋グランパスに移籍。同年に2年連続でベストイレブンに選出された。14年に横浜F・マリノス、16年にガンバ大阪、19年夏に京都サンガF.C.に新天地を求め、20年の夏にSC相模原の一員となり、約2年半、在籍した。

 日本代表では清水時代の07年にデビューを飾り、2011年のアジアカップ優勝を経験するなど、13試合・1得点の成績を残した。
 
 自慢の左足を武器に、抜群のテクニックと高精度のキックで魅せたレフティが、17年間のキャリアに終止符を打った。会見で藤本は「家族の支えがあって、ここまで長く続けてこれた」と感謝を伝え、「自分らしいサッカー人生を送ることができた」と語る。

 心残りがあるとすれば、クラブで「タイトルを獲れなかったこと。2位が多くて悔しかった」。ただ、そうした想いも、セカンドキャリアで活きるはずだ。次のステージは、横浜のスクールコーチとして指導者の第一歩を踏み出す。

 将来的には監督を目ざす藤本。「いろんな方から勉強して、指導者として成長していきたい」と先を見据えた。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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