直接対決で活躍すれば、そのチームへの移籍が取り沙汰されるようになるものだ。

　今冬の攻撃力強化が注目されているアーセナルが、ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫の獲得を噂されている。だが、アーセナルのレジェンドOBポール・マーソンは否定的な見解を示した。

　アーセナルはシャフタール・ドネツクのミハイロ・ムドリク獲得を目指しているが、実現に至っていない。英紙『Express』によると、一部ファンからは三笘獲得に切り替えるべきとの声があるようだ。

　三笘は12月31日のアーセナル戦でブライトンの１点目となるゴールを挙げている。試合は４-２でアーセナルが勝利したが、三笘は続くエバートン戦でもネットを揺らしており、注目度を高めた。

　だが、マーソンはExpress紙で「アーセナルはムドリクに関してシャフタールに期限をもうける必要がある。6200万ポンド（約102億3000万円）を提示して、あとは『これを受けるかおしまいか』にしなければいけない。そうでなければ、１月のマーケットはすぐに終わってしまうだろう」と話している。

「私は、ミトマに関してはどうかと思う。今はブライトンでプレーしているかいい。ホームでアーセナルに２-４で負けたが誰も何も言わなかった。まったく別物なんだ。アーセナルはホームでニューカッスルと引き分け、今は世界の終わりかというくらい叩かれている」

「ミトマがそれに対処できるか分からない。大きなステップアップになるんだ。ムドリクがウクライナから来るのは分かっているが、彼はチャンピオンズリーグを戦っていて、活躍していた」

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　元イングランド代表MFは「正直、ミトマについては、買う前にシーズンが終わるのを待つべきだろう」と続けた。

「彼のことは大好きだ。だが、厳しくなっていくあと４か月くらいを見たい。それでも今と同じようにやれたら、夏に彼を狙うチームはたくさんあると思う」

　三笘が活躍を続け、アーセナルの補強が進まなければ、移籍を巡る話題はさらに熱を帯びてくるのか。今後の進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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