現役時代は二度のワールドカップ出場を誇る元日本代表DFが、"世界目線"で俊英について語った。

　１月４日に高校サッカー選手権の準々決勝が開催され、神村学園は連覇を狙う青森山田と対戦。２－１の逆転勝利を収め、ベスト４に駒を進めた。

　この試合で神村学園のエース福田師王は２得点に絡む活躍ぶり。１点ビハインドで迎えた後半16分、自陣からのロングボールを落として西丸道人の同点弾の起点になれば、その４分後、西丸のシュートのこぼれ球に反応し、逆転ゴールを流し込んだ。

　卒業後はドイツのボルシアMGに加入する福田は前半、青森山田の屈強DF多久島良紀と激しく競り合うシーンも。試合中継の解説を務めた中澤佑二氏は「競り合いが海外仕様」「海外ではあれが当たり前」とコメントした。
 

　また前半20分には、福田は左からのクロスにダイレクトボレーで合わせる。中澤氏は「アイデアがありましたね」「素晴らしい」と賞賛する一方、「海外だとああいったところを決めていかないと」と激励した。

　低い弾道のクロスに頭で合わせにいくフィニッシュには、「良いですね。ヘディングでいくあたりがストライカー」と評す。そして得点場面に関しては「きれいでしたね。反応が速かった。さすが良いポジションをとっていた」と語った。

　周囲の期待に応えるパフォーマンスを続ける福田。神村学園は１月７日に行なわれる準決勝で、岡山学芸館と国立で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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