「3点目はただのファウルだ」痛恨黒星のリバプール、指揮官クロップは審判やブレントフォードに怒り!「押したり掴んだり…」

2023年01月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当にリスペクトできない」

第4審判に何事かを確認をするクロップ監督(左)。(C)Getty Images

 新年早々の手痛い黒星に、指揮官は納得がいかないようだ。

 1月2日、リバプールはプレミアリーグ第19節でブレントフォードに敵地で1-3と敗れた。前半に2点のビハインドを背負うと、後半に1点を返したが終盤にダメ押し弾を献上。6試合ぶりとなる今季5つ目の黒星を喫している。

 ユルゲン・クロップ監督は試合後、判定への不満をうかがわせた。1点を追っていた84分のブレントフォードの3点目の場面で、イブライマ・コナテが後方から倒されたにもかかわらず、ファウルの笛が吹かれなかったことに不服を表している。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、クロップは「3点目は分からない。あの状況で、全速力のときに後方から押されれば、コントロールを失って倒れるものだ」と述べた。

「(主審は)ファウルと考えず、VARは『明確ではない』というフレーズに隠れる。逆にファウルだったら『ノー、ノー』とは決して言わないだろう。誰かが聞いたら、彼はそう説明するだろうね。3点目はただのファウルだ。本当にリスペクトできない」
 
 また、リバプールの指揮官はブレントフォードのセットプレー時の攻撃にも不満をのぞかせた。

 ブレントフォードは前半、先制点を含めてセットプレーから3回ネットを揺らしている。2回はVARのレビューで取り消しとなったが、クロップは「いつも本当にコントロールできるとは思わない。彼らはああいう場面でルールを拡大解釈する」と話した。

「今夜、セットプレーで攻撃のファウルの笛が吹かれたのは1回だけだった。それも我々の攻撃のときだ。本当におかしいね。もちろん、我々は完璧ではなかった。だが、彼らはこういうときにルールを拡大解釈する。本当に押したり、掴んだり、あらゆることをしているんだ。だから本当に難しいんだよ。もっとうまくやれたらよかった」

「シーズン前に話し合い、笛を吹くと言われたが、残念ながらそうなっていない。ファウルはファウルだ。彼らが攻撃のセットプレーでとても成功し、だが守備でも多くを許しているのには理由がある。同じことができないからだよ。自分たちのボックス内でそれをすれば、PKになるからね」

 そのうえで、「言い訳にしていると言われるのは分かっている」と、敗因を判定に求めてはいけないとも述べている。

「そうではない。私はもっとうまくやることを期待している。彼らが望んだ試合にしたくなかったが、結局はそうなった。自己批判しなければいけない。100%そうする」

 リバプールは7日のFAカップでウォルバーハンプトンと対戦。続く14日のリーグ次節で、三笘薫が所属するブライトンと敵地で戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「ただのファウル」と怒り!クロップ監督が不満を露わにしたブレントフォードの3点目
 

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