森保監督“続投”の理由。指揮官、田嶋会長、反町技術委員長が語った背景とは

2022年12月28日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「日本人である誇りを持って挑める素晴らしい職業」

続投が決まった森保監督。会見ではその背景なども説明された。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 12月28日、日本代表の次期監督として、カタール・ワールドカップでドイツ、スペインを下す手腕を見せた森保一監督の"続投"が発表された。

 森保監督は「やはりカタール・ワールドカップで悔しい思いをしたこと、また最高の幸せな仕事であること。日本人である誇りを持って挑める素晴らしい職業だと思います」と2026年のワールドカップへ向けた指揮を引き受けた理由を語った。
 また田嶋幸三会長は「日本の社会へ多大な影響を及ぼしてくれたこと。新たな景色を見るためには続投してもらうことが一番の近道になるんではないかと判断しました。そして森保監督の人柄、様々なカテゴリーでも非常に協力的に活動してくれており、日本サッカー界に大きな力になるとも考えました」と説明した。

 反町康治技術委員長は「コミュニケーションを取りながら、同じ方向を向かせるには長けていると技術委員会でも評価させていただきました」と語った。

 もっとも反町技術委員長は「足りない点はあると話もさせてもらいました」とも語っており、新たな人材の発掘、育成、そしてフレキシブルに対応はするものの、能動的なサッカーへの強化も、指揮官の言葉などとともにポイントに挙げられた。

 一方で森保監督の右腕であった横内昭展コーチが磐田の監督、上野優作コーチが岐阜の監督に就任することが決定しているスタッフに関しては、攻撃面の上積みをもたらしてくれる人物などを候補に今後、選定されるという。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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