「気の毒に思った」ネビルがC・ロナウドの涙に同情も、マンU後輩らチームを非難「ポルトガルには失望した」【W杯】

2022年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

準々決勝でモロッコに敗れ、C・ロナウドのW杯制覇の夢は潰えた

現役時代にC・ロナウド(右)と共闘したネビル(左)。(C)Getty Images

 カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で敗退したポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドについて、マンチェスター・ユナイテッドの元同僚であるイングランド代表OBガリー・ネビルが心境を語った。

 英スポーツチャンネル『Sky Sports』のインタビューに応じたネビルは「今大会、彼の成績だけが特別ひどかったとは言えないと思う」と述べた。

「よく(リオネル・)メッシと比較されるが、アルゼンチン代表は完全に彼の強みを活かす布陣で成長を続けてきた。一方、ポルトガルではチームで何かが起きて、(フェルナンド・)サントス前監督は『彼を外す必要がある』という決断を下したように思う。

 ただ、クリスティアーノを外した時点で、他の選手と同じとはいかない。世界的なトピックスになってしまう。彼が涙を流してトンネルを歩いていた時、私は彼を気の毒に思った。あれは決して良いイメージは持たれない。ただ、37歳という年齢でこのような活躍をしていることを、成績不振とは呼べないだろう」
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 また、敗れたモロッコ戦に関しては、ユナイテッドの後輩に苦言を呈している。

「モロッコ戦のラスト30分は、貧弱だった。ベルナルド・シウバとブルーノ・フェルナンデスのプレーは良くなかった。彼らは敵陣の深いところで不可能なパスを出したり、横パスに逃げたり、展開できなかった。モロッコのサイドが強力で、最終ラインには良いフィードを出せる選手がいるのだから、戦術が間違っていたと思う。クリスティアーノというよりは、ポルトガルという国に失望した」

 大会前に所属していた古巣のマンチェスター・Uと契約を解除し、異例の"無所属"状態でW杯に乗り込んだC・ロナウド。初優勝の夢は破れたが、その存在感はいまだフットボール界では大きい。賛否渦巻くスターは、果たして今後、どこへ向かうのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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