【選手権】不出場組から厳選した裏ベストイレブン! J2いわき内定のストライカーや名門“鹿実”期待の1年生DFなど!

2022年12月17日 吉田太郎

予選決勝で涙を呑んだキラ星たちを紹介!

選手権本大会出場へあと一歩届かなかった高校の中から厳選した“裏ベストイレブン”。(C)SOCCER DIGEST

 第101回目を迎える全国高校サッカー選手権大会が、いよいよ12月28日に開幕する。

 予選を勝ち抜き、栄えある48校が憧れの舞台に歩を進めた一方で、本大会まであと一歩及ばず、地区予選の決勝で涙を呑んだ逸材たちがいる。本稿では、世代屈指のタレントとして注目を集めながら、選手権のピッチに立てなかったキラ星たちを厳選し、「裏ベストイレブン」として紹介する。

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 地区予選の決勝で敗れたチームから各校ひとりに絞り、計11人を選出した。

 GKには長期離脱から復帰し、東福岡のゴール前で存在感を放った世代屈指の守護神・須田純弥。DF一瀬雅斗(国士舘)は、地区予選準決勝のスーパーミドルが"ロベカル級"と話題になった。

 高木和(八戸学院野辺地西)も青森山田を相手にスーパーFKを決め、絶対王者を延長戦まで追い詰めた選手で、百瀬健(実践学園)は右サイドでのハードワークとリーダーシップが光る。吉村太希は1年生の大器。空中戦での抜群の強さと両足フィードで名門・鹿児島実の15年ぶりの決勝進出に貢献した。
 
 候補の多かったボランチは、山梨学院を相手に攻守で高いセンスを示した2年生MFの辻友翔(帝京三)。インターハイ得点王の大木啓汰(湘南工科大附)は、地区予選で複数のゴールを演出するなど活躍した。

 切れのある動きを連発してゴールに迫り続けた中村翔大(花巻東)、タレント軍団・興國で注目の異才である千葉大舞も選出。FWはJ2・いわきFCへの加入が内定した坂元一渚璃(報徳学園)と、スピードに乗った仕掛けが魅力の高速FW光田向志(宇治山田商)をセレクトした。

 また、11人に入りきらなかったサブメンバーを6名選出。PK戦の活躍で高松東を初の決勝へ導いたGK藤井星衣に、インターハイ4強・米子北を大いに苦しめた俊足ドリブラーの本多春樹(鳥取城北)、学校の統廃合により最後の選手権出場を目ざした高知西を牽引した大川遼、そして北村朔也(宇都宮短大附)、高橋流(成徳深谷)、海貝俊輔(藤枝東)をピックアップした。

 取材したチーム中心の構成となったが、ほかにも100パーセントの力を発揮した選手や躍動した選手は大勢いる。G大阪加入内定のMF高橋隆大と名古屋加入内定のDF行徳瑛(ともに静岡学園)、神戸への加入が決まったMF浦十藏(東福岡)、福島内定のDF宝納拓斗(佐賀東)といったプロ入りが決まった逸材をはじめ、敗退校の選手たちの次のステージでの活躍にも期待したい。

選考・文●吉田太郎

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