ワールドカップが閉幕に近づき、冬のマーケットへの関心も高まりつつある。サッカー界最大の祭典を経て、多くの選手の去就が注目されるのは当然だ。特に現行契約が満了しつつある選手は、その将来を巡る報道が後を絶たない。

　イタリアのメディア『Sportitalia』は12月15日、ツイッターのアカウントで、フランクフルトに所属する日本代表の鎌田大地が、ドルトムントへの移籍に近づいていると報じた。「あと一歩」に迫っているという。

　鎌田はフランクフルトとの現在の契約は今季いっぱいとなっており、以前から身の振り方が注目されている。トッテナムやリーズ、エバートンといったプレミアリーグのクラブをはじめ、セビージャやミラン、ローマなど、欧州主要リーグの複数クラブからの関心が噂されてきた。
 

　Sportitaliaによれば、ドルトムントは「フリーでの加入をまとめる準備を整えている」とのこと。つまり、来シーズンからの加入の内定に迫っているということだ。

　だが、ドイツの『Sky』は、ドルトムント移籍について「決定や近づいてはいない」と報道。また、イタリアの『Corriere dello Sport』紙は、ドルトムントが直近で大きな動きを見せたと報じたうえで、「現時点で予想するのは難しい」とも伝えている。

「最高のワールドカップを戦ったことで争奪戦となり、将来の契約への要求が上がるのは確かだ」

　昨季のヨーロッパリーグ優勝に貢献し、今季も公式戦22試合出場で12得点、４アシストと好調の鎌田は、カタール・ワールドカップで日本の全４試合に先発出場している。

　史上初のベスト８進出に至らず、４年後に向けてさらなる飛躍に意気込む鎌田の決断に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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