「最大の夢が終わった」敗退に涙したC・ロナウド、初めて胸中を明かす「多くのことが書かれたが、同僚と国に背を向けたことはない」【W杯】

2022年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今のところ、これ以上言うことはない」と締める

モロッコに敗れて涙を流したC・ロナウド。(C)Getty Images

 失意のクリスティアーノ・ロナウドが胸中を打ち明けた。

 現地時間12月10日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、ポルトガル代表はモロッコと対戦し、0-1で敗れた。

 大エースのC・ロナウドはまさかの2試合連続ベンチスタート。51分からピッチに立つもネットは揺らせず、試合後は涙を流した。

 そのC・ロナウドが、一夜明けて自身のインスタグラムを更新。「ポルトガル代表としてワールドカップで優勝することは、僕のキャリアの中で最大かつ最も野心的な夢だった。 幸いなことに、ポルトガル代表をはじめ、国際的なタイトルを数多く獲得したが、自国の名前を世界最高峰に位置付けるのが僕の最大の夢だった」と切り出し、こう続けた。

「僕はそれのために戦った。この夢のために一生懸命戦った。16年間に渡って、得点も挙げた5度のワールドカップで、常に偉大な選手たちと並んで、何百万人ものポルトガルの人々に支えられて、全力を尽くした。 僕はピッチですべてを出し切り、戦いから顔を背けることは一度もなかったし、その夢を諦めたこともない」

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  ラウンド16のスイス戦でベンチスタートとなり、チームからの離脱を要求したと報じるメディアもあったが、そんなつもりは全くなかったようだ。

 37歳のスーパースターは「残念ながら、昨日夢は終わった。感情的になっても価値はない。皆さんに知ってもらいたいのは、多くのことが語られ、書かれ、憶測が飛んだが、ポルトガルへの献身は一瞬たりとも変わらなかった。 常に、みんなの目標のために戦っている一人の人間であり、チームメイトと国に背を向けたことは決してなかった」と続けている。

 最後に「今のところ、これ以上言うことはない。ありがとう、ポルトガル。 ありがとう、カタール。夢が続いている間は美しかった…。今は、時間が良きアドバイザーとなり、それぞれが独自の結論を導き出せるようにする時だ」と綴ったC・ロナウド。代表引退については時間をかけて判断するようだが、W杯はこれが最後となるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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