【J2】大宮、磐田、福岡の「トップ3」は変わらず。熾烈を極めるプレーオフ戦線では愛媛が5位にジャンプアップ

2015年11月01日 サッカーダイジェスト編集部

東京Vを下した磐田が福岡の猛追をかわし、2位を堅持。

東京Vとの一戦では、後半に一気に3ゴールを奪取した磐田。これで3連勝と好調をキープする。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグは11月1日に11試合が各地で開催された。
 
 14時キックオフの福岡対横浜FCは、福岡が圧倒的な攻撃力を見せ、4-0の完勝を収める。これで勝点73とした福岡は、磐田を抜いて暫定で自動昇格圏内の2位に浮上する。
 
 福岡の猛追を警戒する磐田は、16時キックオフの東京V戦で、前半にPKのピンチを迎えるも、これはGKカミンスキーの好守で事なきを得る。迎えた後半、川辺が先制点を豪快に決めると、その後、アダイウトンが連続ゴール。終わってみれば3-0で危なげなく勝利し、2位の座を守った。
 
 しばらく白星から見放されていた首位・大宮は、2-1で長崎を下して5試合ぶりに勝点3をゲット。優勝へ向けて一歩前進した。
 
 もっとも、昇格戦線は大宮、磐田、福岡の「トップ3」は勝点6差の中にひしめく混戦模様。大宮が有利な立場にあるのは変わりないが、磐田の安定感、福岡の勢いを考慮すると、残り3試合で序列が覆る可能性は十分にある。
 
 同じく、熾烈を極めるプレーオフ戦線は、C大阪が熊本と引き分け。磐田の結果を受け、自動昇格はなくなったが、勝点1を確実に積み上げて4位をキープ。一方、前節は7位だった愛媛が今節は岐阜に3-0で勝利し、5位にジャンプアップ。大宮に敗れた長崎は順位をひとつ落とすも6位に踏み止まり、長崎と同勝点だが得失点差で東京Vが7位に転落した。
 
 不安定な戦いが続く千葉は、札幌を相手に二度のリードを守り切れず、ロスタイムに逆転弾を許し、痛恨の2連敗。順位は変わらず8位のままで、6位・長崎とは勝点3差とチャンスはまだあるが、小さくないダメージが残る敗戦を喫した。
 
 残留争いでは、21位・大分は金沢に0-1の惜敗、最下位の栃木は徳島と1-1の引き分けに終わり、順位は変わらず。北九州に競り勝った京都(19位→17位)、岡山を敵地で下した讃岐(20位→18位)がそれぞれ順位を上げた。
 
J2/39節の結果
 
11月1日(日)
 
札幌 3-2 千葉 13:00@札幌ド
 
水戸 0-0 群馬 13:00@Ksスタ
 
C大阪 1-1 熊本 13:00@金鳥スタ
 
岡山 1-2 讃岐 13:00@Cスタ
 
大分 0-1 金沢 13:00@大銀ド
 
愛媛 3-0 岐阜 14:00@ニンスタ
 
福岡 4-0 横浜FC 14:00@レベスタ
 
北九州 1-2 京都 14:00@本城
 
大宮 2-1 長崎 16:00@NACK
 
東京V 0-3 磐田 16:00@味スタ
 
徳島 1-1 栃木 16:00@鳴門大塚
 
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