相変わらずの技術と運動量を発揮する
日本代表を苦しめたモドリッチ(左)。(C)Getty Images
現地時間12月5日のカタールW杯ラウンド16で、日本代表はクロアチア代表に敗れた。延長を含めた120分の勝負では1-1の引き分けだったが、PK戦は1-3だった。
日本代表を苦しめた1人が、ルカ・モドリッチだ。相変わらずの技術と運動量を発揮し、右アウトサイドのラストパスという得意技も披露。99分に交代でピッチを去るまで、中盤で貫禄のプレーを見せ続けた。
そのクロアチア代表の背番号10は試合後、取材エリアで日本代表の印象について次のように語っている。
「日本はとても良かった。なぜドイツに勝てたのか、なぜスペインに勝てたのか、その理由をこの試合でも示していた。彼らは非常に高いクオリティーを見せていた。だから非常にタフなゲームだったよ」
PK戦での決着。日本代表が4人のうち3人が失敗する中、クロアチア代表は4人のうち3人が成功。成否を分けた理由についてモドリッチは、こうコメントしている。
「PK戦ではどちらにも転ぶ可能性がある。でも、クロアチアはより強い信念を持っていた。だから私たちは勝ち進むに値すると思う。しかし、日本は素晴らしいチームだ。彼らが今大会でやったことすべてを賞賛したい」
37歳ながら今も世界屈指のMFに君臨するモドリッチも、ドイツ代表とスペイン代表を撃破してサプライズを起こした今大会の日本代表には感銘を受けたようだ。
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)
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