【U-22日本代表】鳥栖相手に7発の快勝。合宿最後の実戦で待望の結果を残す

2015年10月29日 小田智史(サッカーダイジェスト)

奈良が先制点を含む2ゴール。浅野、野津田の“広島コンビ”もネットを揺らす!

注目の浅野は2得点をマーク。鳥栖とのトレーニングマッチで手倉森ジャパンは7-0の完勝を飾り、佐賀キャンプを締め括った。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 U-22日本代表は佐賀キャンプ最終日となる10月29日、J1鳥栖と45分×2本の練習試合を行なった。
 
 試合前にキャプテン遠藤の途中離脱(発熱)が発表されたが、大島、岩波、関根らが先発した1本目は、開始直後こそ鳥栖のハイプレスに手を焼くも、1タッチプレーを織り交ぜて徐々にリズムを掴んでいく。
 
 7分には大島、原川、矢島とつないで左サイドの亀川がクロスを供給。その4分後には関根が室屋との連係で右サイドから攻撃の形を作ると、15分、CKから奈良が打点の高いヘディングシュートを突き刺して幸先良く先制する。
 
 その後、少しゲームは落ち着くが、24分、CKから再び奈良がヘッドを決めてリードを2点に広げる。34分には浅野、中島、前田、山中を投入。スピードのある浅野が前線に入って、裏を狙う動きが増えていく。44分にはCKの崩れから中島がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これを冷静に決めて3点目を奪うと、終了間際には浅野がインターセプトからそのまま流し込み、4-0で1本目を終える。
 
 2本目はボランチを川辺と喜田に代え、システムは4-4-2のままスタートする。56分に2トップの一角として出場した鎌田は、直後に中島にスルーパスを通して決定機を演出(シュートはわずかに枠を外れる)。66分には途中から右MFに入った野津田が、やや前にポジションを取るGKの位置を見て、約30メートルのミドルシュートを鮮やかに決め、チーム5点目を挙げる。
 
 その後は球際の攻防が激しくなり、カウンターの応酬の様相を呈すが、85分、相手のバックパスをかっさらった浅野がこの日2点目を決めると、90分には地元・鳥栖所属の鎌田がこぼれ球を押し込む。
 
 スコアは7-0。圧倒的な攻撃力を示した手倉森ジャパンが快勝を飾った。

【写真】U-22日本代表 7-0 鳥栖
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事