4か国バトル続行は3組!日本の金星で“異変”のE組は要注目!世界に衝撃を与えたサウジは28年ぶりの16強へ【W杯GS最終節】

2022年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

前回3位のベルギーの敗退が現実味

グループステージは運命の最終節を迎える。(C)Getty Images

 現地時間11月28日をもって、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ第2節が終了。29日からいよいよ運命の最終節を迎える。決勝トーナメント進出に駒を進めるのは、いったいどの国か。現時点での状況を整理する。

 まず、すでに突破or敗退が決定しているのは以下の5か国。連勝で勝点6を積み上げたチームが前者、連敗で勝点を1つも得られていないチームが後者となっている。

カタール(A組/敗退)
フランス(D組/突破)
カナダ(F組/敗退)
ブラジル(G組/突破)
ポルトガル(H組/突破)

 よって、最後まで4か国でしのぎを削るのは、B、C、Eの3組。なかでも注目は、初戦で日本がドイツを撃破し、"二強二弱"と見られていた勢力図に異変が起こったE組か。2節ではスペインに0-7で大敗を喫したコスタリカが、勢いに乗る日本を破ったことで、より混沌。4度の優勝を誇るドイツが、最下位で最終節を迎えており、不気味さを感じさせる。
 
 また、サウジアラビアがアルゼンチン相手に歴史的勝利を収めたC組も白熱。順位が上からポーランド、アルゼンチン、サウジアラビア、メキシコが揃って、決勝トーナメント進出の可能性が現実的に残されている。初戦で世界に衝撃を与えたサウジアラビアは、さらなるドラマを起こすべく、28年ぶりの16強入りを目ざす。

 もっとも、三つ巴となっている他の5組の戦いも最後の最後まで見逃せない。F組に入る前回大会3位のベルギーは、2節でモロッコに24年ぶりのW杯での勝利を献上し、現在3位。調子がいまひとつ上がらず、最終節は首位のクロアチアと対戦のうえ、突破を争う好調モロッコの相手は、敗退が決まったカナダ。痺れる攻防となりそうだ。

 今大会はサプライズが続出するなか、グループステージでもう一波乱、二波乱が起こるのだろうか。最終節では同グループの2試合は同時キックオフとあって、情報戦にも注目したい。

次ページ2節終了時点での各グループの順位表をチェック!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事