日本代表は現地時間11月27日に、カタール・ワールドカップのグループステージE組・第２節でコスタリカ代表と対戦し、０－１で敗れた。

　CBで先発した板倉滉は、安定した守備に加え、攻撃でもくさびのパスや持ち上がりを見せ、フル出場を果たした。

　試合後の取材に応じた板倉は、CBから見たコスタリカの守備の堅さと、そのなかでビルドアップの際に心がけていた点を振り返った。

「（ボールを）フリーで持てる状況が多かったけど、その分（コスタリカは）後ろがすごくコンパクトで。縦パスを出せたシーンは何シーンかあったけど、その後がなくて。縦パスが入れられなくても、テンポ良く右から左に回すと（相手は）体力を消耗するし、入れられるチャンスを逃したくなかったけど、コンパクトでディフェンスラインと中盤の間も狭かった」

　そのうえで、日本としては「決め切る力があれば、もちろん良かったけど。ディフェンス陣としては、その一本が逆に相手になってしまったのが負けた要因。０－０で推移していれば最後までチャンスがあった」と悔やんだ。
 

　また、81分の失点については、次のように語る。

「状況判断は難しいし、あそこで『大きくクリアしておけば良かった』という人もいるだろうし。ただ、意図として（パスを）つなごうとして。一瞬の判断。ただ、そのミスがすべて失点の原因ではない。何であそこまで持ち込まれたか」

　痛恨の敗戦となったが、「終わったわけではない」と繰り返した板倉。９月に負った怪我から復帰したばかりだが、コンディションについては「暑かったけど、全然問題ない。次の試合まで３日あるので、リカバリーもできる」と強気の姿勢を崩さなかった。

　森保ジャパンが２大会連続の決勝トーナメント進出をかけて戦うスペイン戦は、日本時間12月２日の早朝４時にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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