「ハンジ、この相手の前ではビビる必要はない」ドイツ大手紙は森保ジャパンの敗戦に安堵? 「日本は我々の真似をしている」

2022年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「“鎌田&Co.”をどう崩すかを見せてくれた」

日本は後半に鎌田(15番)らを投入するも、カナダに逆転負けを喫した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は現地時間11月17日、カタール・ワールドカップ(W杯)前最後の強化試合で、カナダ代表とUAEで対戦。8分に相馬勇紀が先制点を奪うも、21分にCKから、後半アディショナルタイムにPKから失点し、1-2で逆転負けを喫した。

 カタールW杯のグループステージ初戦で日本と対戦するドイツのメディアはこの結果に敏感に反応しており、大手紙『Bild』は「ハンジ、この相手の前ではビビる必要はない」と題した記事を掲載。ハンジ・フリック監督が率いる自国チームは、前日にオマーン相手に大苦戦を強いられ、1-0で辛勝していたなか、「日本は我々の真似をしている」と伝えた。

「ワールドカップ前のリハーサルで、日本は36年ぶりに本戦に参加するカナダに敗れ、全てのラインで失望させられた。実はスタートは良かったのだ。8分に柴崎岳のロブからGKがミスジャッジ。相馬勇紀はこのミスを予測し、芸術的なショートを放った。しかしそのリードは長くは続かなかった。

 カナダは同点に追いついた時、"鎌田大地&Co."をどう崩すかを見せてくれた。そして最後は、完全に試合をひっくり返してしまった。後半に交代で入ったブンデスリーガ勢の堂安律(フライブルク)、吉田麻也(シャルケ)、日本のスター鎌田(フランクフルト)でも何も変えられなかった」
【動画】ドイツ紙も「芸術的」と絶賛!何度でも見たい柴崎→相馬の豪快アクロバット弾
『Bild』はオマーン戦後、「ワールドカップのテストで愚かな勝利」と辛辣な見出しを打ち、「世界ランキング75位との試合はほとんど老婆のようなサッカーだった」「水曜日、日本との初戦ではもっと多くのことをしなければならない」と、危機感を募らせていた。

 それだけに、カナダ戦の結果を受け、「希望が持てるのは、最初の対戦相手である日本も本調子ではないからだ!」と綴り、森保ジャパンのパフォーマンスに安堵したようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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