「残りの4日間を悔いなく全うしたい」山雅の“3番”田中隼磨が現役引退を表明「松本の誇り」「とても寂しい」などファン感慨

2022年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「隼磨のファンになれて本当に幸せでした」

今季限りでの現役引退を表明した田中。(C)SOCCER DIGEST

 J3の松本山雅FCは11月17日、DF田中隼磨の今季限りでの現役引退を発表した。

 長野県出身の田中は、2001年に横浜ユースからトップ昇格。以後、東京Vや名古屋で活躍し、14年に松本に移籍。故・松田直樹氏が背負っていた「3番」をまとい、2度のJ1昇格などに貢献した。

 近年は怪我に苦しむも復帰を期して戦い続けた不屈の男は、クラブの公式HPを通じて以下のようにコメント。

「皆様には突然のご報告になりますが、今シーズンをもちまして松本山雅FCで現役引退することを決断いたしました。

 サッカーをはじめてから今日まで、またプロキャリアをスタートして23年間の長きに渡り、横浜フリューゲルス、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ1969、名古屋グランパス、Jリーグ、日本サッカー協会をはじめ、さまざまな形で私のことを支えていただいたサッカー関係者の皆様、一緒に困難を乗り越えてきたチームメイト、そしてどんなときでも応援してくれたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。

 生まれ育った街のクラブ 松本山雅FCでサッカー選手として引退できることを、とても嬉しく、そして誇りに思えます。11月20日最終戦にピッチに立つ姿を見せることが、共に戦ってきたファン・サポーターの皆様をはじめこれまで支えてくださった多くの皆さんに向けて、選手としてできる最後の恩返しであり、感謝を伝えられる形になるだろうと思っています。
 
 プロサッカー選手として残りの4日間を悔いなく全うしたいと思います。田中隼磨 3 "絆"」

 引退の一報にクラブの公式ツイッターには「23年間お疲れ様でした」「ずっと松本の誇りですし、山雅のバンディエラです!」「松本の誇りです」「ショックすぎる」「いざ現実になるととても寂しい」「めっちゃ好きな選手の一人」「隼磨のファンになれて本当に幸せでした」「感動をありがとうございました」といった声が上がった。

 なお、11月20日に行なわれるホームでのJ3リーグ最終節・SC相模原戦の試合終了後にセレモニーを開催する予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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