「これが1泊230ポンド?」W杯観戦のファンが滞在する宿泊施設に、英紙が痛烈皮肉「砂漠のシューボックス」

2022年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何もかもが高すぎる」

カタール入りする英国人サポーターは3000人程度を予定。(C)Getty Images

 開催が目前に迫ったカタール・ワールドカップで、サポーターの宿泊施設に注目が集まっている。

 英紙『Daily Mail』によれば、イングランドのサポーターは3000~4000人程度が現地入りするとみられる。ウェールズからも3000人程度の移動が見込まれているという。

「この数字は過去大会の参加者数を大きく下回っており、一部のファンは、高すぎる宿泊費、飲食や社交の場における厳しいルール、あまりにも暑い環境などに不満をつのらせている。もちろん、アルコールを大っぴらに飲むことができないということも、その一因になっているだろう」

 同紙は、現地に向かったファンが宿泊する施設を紹介している。
【動画】1泊約3万8000円! 話題になっている"キャビン"をチェック
「彼らが身を切ってカタールへ向かい、宿泊するのは簡素なキャビンだ。数千人のファンが滞在するために最適と謳われているのは、ベッドなど最低限の装備を備えたプレハブ小屋がずらりと並ぶエリア。あまりにも簡素な建物ともいえないそれに、ファンは『砂漠のシューボックス』『小屋はやめてくれよ…』といった悲鳴を上げている。何もかもが高すぎる。ちなみに、このキャビンは1泊230ポンド(約3万8000円)である」

 ちなみに、英国サッカー協会は、宿泊費を含めた旅費に5000ポンド(約82万5000円)以上かかる可能性があるとサポーターに警告しているという。さらに、飲酒が許されている場所での飲み物の平均価格は13ポンド(約2145円)、一流のホテルでは準決勝と決勝の期間中にビール1本80ポンド(約1万3200円)という値段で販売する予定もあるそうだ。 

  カタールでは決められた場所以外での飲酒、賭け、悪口や公共の場での愛情表現(ハグなど)も禁じられている。こうしたトラブル回避のため、イングランド警察は15人の警官を派遣し、騒々しいファンが逮捕されないようにサポートする予定だ。これは初の試みだという。

 とにもかくにも、異例尽くしのワールドカップと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【W杯PHOTO】長友、谷口、相馬ら国内組がカタールに到着!移動直後に軽く汗を流す日本代表!

【画像】日本代表のホームが堂々1位!英紙が選出したカタールW杯出場国の「ユニホームランキングTOP10」
 

次ページ【動画】1泊約3万8000円! 話題になっている“キャビン”をチェック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事