【ACL準決勝・第2戦】G大阪、無念のスコアレスドロー。崩せそうで崩せなかった広州恒大の壁

2015年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

最後まで広州恒大の牙城を崩せず。

G大阪は最後まで広州恒大から1点を奪えなかった。

 アジア・チャンピオンズリーグ準決勝第2戦のG大阪対広州恒大は、万博記念競技場で19時にキックオフされた。G大阪はエースの宇佐美がベンチスタート。定位置の左サイドには二川が起用された。

【ACL PHOTOハイライト】G大阪 0-0 広州恒大
 
 試合は、第1戦を2-1と勝利している広州恒大が失点のリスクを考慮してか、ホームゲームほどアグレッシブな姿勢は見せず、立ち上がりからG大阪がボールを支配。押し気味にゲームを進める。
 
 10分、ワンツーで抜け出した藤春から鋭いグラウンダーのクロス。阿部がシュートを狙ったが、これはDFに当たり枠を外れた。
 
 しかし、広州恒大も徐々にカウンターから好機を掴み、エウケソン、リカルド・グラルらがミドルを放つなどG大阪ゴールに迫っていく。36分には左CKからニアサイドで合わせたリカルド・グラルがヘディングでゴールへ流し込もうとしたが、これは枠を外れた。
 
 さらに43分、G大阪は自陣ミドルエリアでボールを奪われ、そのまま前線につながれると、ボールはエリア内でフリーのエウケソンの足もとへ。決定的な弾丸シュートを見舞われたが、これをGK東口がシュートコースを読んでいたかのような圧巻のビッグセーブでゴールを死守した。
 
 その直後、G大阪は倉田がチャンスを迎えたが、シュートは上手くヒットせずGKにキャッチされてしまった。結局0-0で前半を終了している。
 
 後半に入り、最初にチャンスを掴んだのは広州恒大。ショートカウンターからリカルド・グラルのラストパスにエウケソンが抜け出し、ワンタッチでG大阪ゴールを狙う。しかし、このシュートもわずかにバーの上を越えた。
 
  逆にG大阪は57分、左サイドを突破した倉田からパトリック目がけて折り返しのボールが送られたが、わずかに合わなかった。
 
 そしてG大阪は60分、阿部に代えて宇佐美を投入。長谷川監督は、満を持して1点を取りに行く采配を見せる。
 
 70分、スルーパスに抜け出した藤春のクロスに倉田が絶好のタイミングでボレーで合わせるが、DFに阻まれゴールならず。さらにその直後、左サイドでパスを受けた宇佐美が右足で巻いたシュートで狙うも、惜しくも枠を捉えきれなかった。
 
 84分にはドリブルで持ち上がった宇佐美が左足でミドルシュート。しかし、これも枠を捉えず、G大阪は1点が遠い。そしてG大阪は86分に、倉田に代えて長沢を投入し、高さも加えて1点を狙う。
 
 しかし、G大阪は最後までゴールを奪うことはできず、0-0のままタイムアップ。2戦合計2-1で広州恒大が勝利し、7年ぶりの決勝進出はならなかった。G大阪としては、悔やんでも悔やみきれないスコアレスドローとなってしまった。
 
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