英国内で騒然! プレミアの強豪リバプールの“身売り”報道にクロップ監督が言及「私には理解できない」

2022年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々は少し前からその考えを知っていた」

オーナーたちとの信頼関係を強調したリバプールのクロップ監督。 (C)Getty Images

 現地時間11月7日、リバプールを所有するファンウェイ・スポーツ・クラブ(FSG)が、新たな株主を検討していると報じられた。現地紙『The Athletic』によれば、クラブを売却する用意もあるとされ、オーナー交代の可能性も指摘されている。国内では、リバプールの今後はどうなるのかという点に注目が集まっている。
 
 この件について、ユルゲン・クロップ監督が口を開いた。9日に行なわれたカラバオ・カップ3回戦で、PK戦の末にダービーを下して4回戦進出を決めた後の記者会見で言及したと、英公共放送『BBC』など複数のメディアが報じている。

「我々の生活に何も影響はない。ペップ(・レインダース)は記者会見ですべてを語っていたし、我々は少し前からその考えを知っていた。それをなぜ"売却される"と言うのか、私には理解できないよ。私が理解しているのは、彼らが新しい投資家を探しているということ。それは理にかなっている。

 選手たちにも、疑問があれば私に尋ねればいいと伝えた。私は何も隠さずに話すことができる。それに、現オーナーとの協力体制は気に入っているが、もしそれが変わるとしても、私はこのクラブに集中していることに変わりはない」
 
 また、今年初めにロマン・アブラモビッチ前オーナーが制裁を受けたことで売りに出されたチェルシーとの類似点について指摘されると、「状況が全く違う」と述べた。

「何よりもまず、チェルシーが売られた。こちらは、FSGが投資家を探している。チェルシーが売られたのはオーナーが問題を抱えていたから。我々にはそれはない。

 私はその分野の専門家ではないが、クラブには何だって起こり得る。フットボール面だけではなく、そうした周囲のことも含めて、前に進まなければならない。このニュースを見て『なんてこった、どうしたら続けられるんだ!』と心臓発作を起こした者は誰もいない。FSGとは親密に仕事を続けていて、今までも素晴らしい関係だ。これからも変わらない」

 オーナーとの信頼関係を強調したクロップ。現地紙が報じた"売却"については否定したものの、今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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