現地時間11月７日、ブラジルサッカー連盟はカタール・ワールドカップ（W杯）に臨むブラジル代表のメンバー26人を発表した。

　世界屈指の層の厚さを誇るFW陣にはエースのネイマール（パリ・サンジェルマン）ほか、ヴィニシウス・ジュニオール（レアル・マドリー）、アントニー（マンチェスター・ユナイテッド）ら意気軒高な若手がメンバー入り。一方、55キャップを誇るロベルト・フィルミーノ（リバプール）は選外となった。

　昨季にやや調子を落とすも今季は復活し、９月には代表復帰も果たしていた（出場はなし）だけに、ブラジル国内では物議を醸すなか、フィルミーノ本人は８日にインスタグラムを更新。「落選はもう過去の話だ。たくさんの愛情のこもったメッセージに礼を言いたい」と、思いを綴った。
 

「ワールドカップは全選手の夢であり、僕にとってもそれは同じだ。昨日は、自分が想像したり夢見たりしていたようにはいかなかったが、振り返ると、すでにこの夢や他の多くの夢を生きることを許してくれた神に感謝の心を持てる。招集されたみんなにはこの場を借りて、敬意を表し、祝福する。これまでも、そしてこれからも、国を背負うのは光栄なことだ」

　貴重なゴールも挙げたロシアW杯に続いての夢舞台参戦とはならなかった。しかし、謙虚な31歳は悔しさを胸に押し込め、母国を代表して戦う仲間たちを全力で応援する側に回った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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