「後味の悪さを残した」躍動した三笘薫にまさかの批判。英メディアが“レッド要求”に苦言「ダイブと同じぐらい受け入れられない」

2022年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「若さや経験不足のせいかもしれない」と指摘

後ろから倒され、セメド(奥)の退場を誘発した三笘。この時の振る舞いが批判されている。(C)Getty Images

 大暴れした三笘薫のジェスチャーが一部で受け入れられていないようだ。

 周知の通り、11月5日に開催されたプレミアリーグ第15節のウォルバーハンプトン戦で、ブライトンの三笘は躍動。ヘッドでプレミア初ゴールを挙げれば、絶妙のアウトサイドパスと得意のドリブル突破で2点を演出し、3―2の勝利の原動力となった。

 その日本代表アタッカーにまさかの批判の声があがっている。問題となっているのは、前半アディショナルタイムのシーンだ。ロングボールに反応した22番は見事なトラップで抜け出し、ペナルティエリア手前で後ろからファウルで止めたネウソン・セメドを一発退場に追い込んだ。その際、倒された三笘がした「カードを出せ」というジェスチャーが良くなかったというのだ。

 ブライトンの地元メディア『Sussex Express』は、「ミトマはウルブス戦で電撃的だったが、"レッドカードを振る"のはブライトンでは受け入れられない」と題した記事を掲載。サムライ戦士のパフォーマンスを称えたうえで、こう綴った。

「ハーフタイム直前にポルトガル人DFネウソン・セメドと競り合った結果、彼はフィールドに倒された。明らかにファウルだったが、次に起こったことは、私を含め、多くのアルビオンファンに後味の悪さを残した。主審のグラハム・スコットはすでにファウルを宣告していたが、ミトマは架空のレッドカードを振る仕草をしたのだ」

【動画】「完璧なヘディング」「ディフェンス吹っ飛ばしてる」と反響!打点の高いヘッドで決めた三笘薫のプレミア初ゴール
 同メディアは「露骨なゲームズマンシップで、この種の行動は、"ダイブ"や怪我を装うのと同じくらい、現代の試合では受け入れられない。ミトマの振る舞いに関係なく、スコット主審がセメドを退場にさせたのは間違いない」と続け、そういった文化を知らなかったのではないかと指摘している。

「彼は新しい国に来た若者であり、すべてのボーダーラインを完全には分かってないのは明らかだ。一度やったのは若さや経験不足のせいかもしれない。もし彼がもう一度やるとしたら、より広いプレミアファン層の間で望ましくない評判を得るかもしれない。クラブの年長の選手であれ、経営陣のメンバーであれ、誰かが彼に手を差し伸べると確信している。それはすでに起こっているかもしれない」

 ブライトンは次戦、11月9日に開催されるカラバオカップ3回戦で冨安健洋が所属するアーセナルと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】見事なワンタッチでポルトガル代表DFのファウル誘発→英メディアが批判した三笘薫のジェスチャー

次ページ【動画】英メディアが批判した三笘薫のジェスチャー(4分50秒~) ※視聴は「YouTubeで見る」より

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