【J1採点&寸評】神戸1-3横浜|3得点すべてに絡んだ水沼をMOMに。優勝を手繰り寄せるゴールを挙げた攻撃陣も高評価

2022年11月06日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

神戸――前半は互角に戦うも、後半に失速

【警告】神戸=なし 横浜=渡辺(29分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】水沼宏太(横浜)

[J1第34節]神戸1-3横浜/11月5日/ノエビアスタジアム
 
【神戸|採点】
スタメン)
GK
坪井湧也 4.5
DF
酒井高徳 5.5
菊池流帆 5
小林友希 5.5(HT OUT)
初瀬 亮 5(80分OUT)
MF
山口 蛍 5.5
大﨑玲央 5.5
武藤嘉紀 6(80分OUT)
小林祐希 5.5(63分OUT)
汰木康也 5(74分OUT)
FW
大迫勇也 6
 
途中出場)
DF
マテウス・トゥーレル 5(HT IN)
MF
アンドレス・イニエスタ 5(63分IN)
FW
小田裕太郎 5(74分IN)
FW
ステファン・ムゴシャ -(80分IN)
DF
槙野智章 -(80分IN)
 
監督)
吉田孝行 5
 
【神戸|寸評】
 前半の入りが良かったのはホームの神戸。守備では横浜を上回る強度の高いディフェンスでボールを奪い、一方の攻撃では最終ラインから対角に入れるサイドチェンジを使ってピッチをワイドに使う。26分に失点するが、その後も集中力を切らさず45+3分に同点に追いついて折り返す。後半も立ち上がりは押し込むが、53分と73分に失点を重ね失速。終盤は3バックに変更して攻勢に出るが、得点は奪えずホーム最終戦を勝利で飾ることはできなかった。
 
 武藤は相手DFと常に駆け引きしながらボールを呼び込み、同点弾を挙げるなど奮闘した。
 
 大迫はポストプレーやボールの落下地点を的確に読んだポジション取りが光ったが、51分にフリーの状態でペナルティエリア中央から放ったシュートは相手GKの正面に。決め切りたかった。63分に投入されたイニエスタは攻撃に変化を加えられなかった。
 
 菊池はボールロストするシーンが散見され、横浜のハイプレスにイライラする場面も。もう少し冷静に対応したかった。坪井は1失点目はポジショニング、2失点目はセービングに改善の余地あり。この経験を次につなげたい。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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