パリ・サンジェルマンのセルヒオ・ラモスが11月４日、自身の公式ツイッターで現役引退を表明したバルセロナのジェラール・ピケに惜別の言葉を送った。

　ふたりは長年スペイン代表を牽引してきたレジェンドで、S・ラモスはEURO2008からメジャートーナメント３大会連続、ピケは10年の南アフリカ・ワールドカップ、EURO2012の２大会連続でスペインの優勝に大きく貢献した。

　とくにふたりがCBのコンビを組んだEURO2012では６試合・１失点の堅守を披露。５試合連続クリーンシートの大会記録に加え、史上初のEURO連覇という偉業達成の原動力となった。

　一方で、レアル・マドリーとバルセロナというライバルクラブのディフェンスリーダーとして君臨していた両者は、SNS上で舌戦を繰り広げるなど"不仲説"犬猿の仲も取り沙汰されていた。

　そんなピケの現役引退を受けてS・ラモスは、スペイン代表での"ツーショット写真"とともにこんなメッセージを投稿した。

「ジェリ、アンダルシア語で『Que te quiten lo bailao』という言葉を送るよ。意味は『君はクラックだ！人生を楽しめ』だ」

　ピケのクラブと代表の両方で築いた偉大なキャリアに敬意を示し、セカンドキャリアに進む戦友に惜別のエールを送っている。

　現地時間11月５日のラ・リーガ13節、アルメリア戦がピケのラストマッチとなる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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