現地時間11月３日、イングランド２部のハダースフィールドは、カタール・ワールドカップに挑む日本代表に選出された中山雄太が、右足首のアキレス腱を損傷したと発表。手術の必要があり、今シーズンは出場が叶わない見通しだ。

　中山は２日に行なわれたリーグ戦のサンダーランド戦に先発したが、前半終了間際に相手プレーヤーと交錯して負傷。立ち上がることができず、担架で運ばれてフィールドを後にしていた。

　そしてクラブは翌日、公式HPを通じて中山の負傷の詳細を発表。「足首の専門医による診断の結果、アキレス腱の損傷を確認した。結果、手術が必要となり、残念ながら残りのシーズンを棒に振ることになった。また、日本代表に選出されていたカタール・ワールドカップにも予定通りに参加できない」としている。
 

　公式HPではマーク・フォザリンガム監督の声明も併せて公開された。指揮官は「このような長期間にわたってユウタを失うことはチームにとって大きな痛手だが、我々は彼のリハビリを一歩一歩、応援していく。彼は素晴らしい人格の持ち主で、仕事熱心で、その精神はこの難しい時間をできるだけ早く乗り越えるための大きな力になるだろう」と述べている。

　また、「彼がワールドカップに日本代表として参加できないのも非常に残念」と語った。

「我々は幸運にも一流のメディカル部門を有しており、ユウタは可能な限り最高のスタッフに見守られながら回復していくことになる。現段階では、完全な回復が不可能であることを示唆するものは何もない」

　森保ジャパンで左SBを中心に活躍していた25歳の離脱は、大きな痛手となる。早期回復を願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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