日本人トリオでビッグチャンスを作るも、クルトワの牙城を崩せず…セルティックは王者マドリーに5発を叩き込まれ大敗【CL】

2022年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半にPKで2失点

クロース(左)と競り合う旗手。(C)Getty Images

 現地時間11月2日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節で、日本人3選手がCLメンバーに登録されているセルティックは、レアル・マドリーと敵地サンティアゴ・ベルナベウで対戦。カタール・ワールドカップの日本代表メンバーに選ばれた前田大然、悔しい落選となった古橋亨梧と旗手怜央が揃って先発した。

 2分3敗ですでに最下位での敗退が確定しているセルティックは、いい形で締めくくりたいところだが、開始わずか6分にバルベルデのシュートブロックに入ったイェンツが、ボールを手に当ててしまい、PKを献上。モドリッチに守護神ハートの逆をつくキックで決められ、決勝トーナメント進出を決めているマドリーにあっさり先制を許す。

 13分には旗手のスルーパスにゴール前の左サイドで反応した前田が、グラウンダーのクロスを供給。古橋がスライディングで飛び込むが、惜しくも得点には繋がらない。続けて17分に旗手がペナルティエリア手前から放ったシュートも枠を外れる。

 スピーディーな展開となるなか、21分に今度はロドリゴのシュートブロックに入ったオライリーがハンドを犯し、またもマドリーのPKに。ロドリゴにネットを揺らされ、2点ビハインドとなる。

 劣勢のセルティックは、日本人トリオで果敢に反撃。26分には前田と旗手のプレスからショートカウンターを発動し、最後は古橋がエリア内から右足を振り抜くが、GKクルトワの好守に遭う。29分の旗手のシュートもベルギー代表守護神に阻まれる。

 迎えた35分には、アバダが鋭い突破でメンディのファウルを誘い、お返しとばかりにPKを獲得。しかし、ユラノビッチのキックはクルトワにストップされ、決定機を逃す。
 
 0-2で折り返すと、後半は立ち上がりからホームチームの猛攻に遭い、51分にカルバハルの折り返しからアセンシオ、61分にバルベルデのクロスからヴィニシウスに押し込まれ、さらに2失点。瞬く間にリードを4点に広げられる。

 アウェーチームは63分に一挙4枚替えを敢行。ギアクマキス、ジョッタ、ターンブル、ハクサバノビッチを送り込み、古橋、前田、アバダ、ムーイがベンチに下がる。一方、マドリーも同じタイミングで選手交代を行ない、故障明けのベンゼマと、ルーカス・バスケスを投入する。

 その後も相手の勢いを止められず、71分にバルベルデにエリア外から叩き込まれるが、84分にジョッタが絶妙なFKで1点を返し、結局1-5でタイムアップ。スコットランド王者は土壇場でせめてもの意地を見せるも、欧州王者に力の差を見せつけられる結果となった。

 なお、旗手は最後の交代で82分にピッチを後にしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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