現地時間10月30日に開催されたリーグ・アンの第13節で、南野拓実が所属する７位のモナコが最下位のアンジェとホームで対戦。２―０で勝利を収めた。

　ここまでわずか１ゴールで満足な出場機会を得られていない南野は、国内リーグでは２試合ぶり、公式戦では４試合ぶりのスタメン出場。４－３－１－２のトップ下でプレーした。

　周囲との連係が良好ではなく、なかなか見せ場を作れないなか、39分に浮き球のパスを巧みにトラップし、前方のウィサム・ベン・ヤーデルへパス。これがPK獲得を誘発する。しかし、ベン・ヤーデルがPKを決められず、ゴールには繋がらない。

　44分には敵のパスミスをかっさらい、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つも、敵GKセイア・フォファナの好セーブに遭う。
 

　４－４－２にシステムを変更した後半は左サイドハーフでプレー。しかし、前半終了間際にイエローカードをもらっていた影響もあったのか、先制した直後の55分に早期交代となった。

　この日本代表FWのパフォーマンスについて、フランスメディアは再び辛辣な評価を与えている。モナコの専門サイトは『ASM-SUPPORTERS』は、次のように皮肉った。

「キャスパー、ベルフェゴール、ブラッディ・マリー、フライング・ダッチマン…彼に最も合う幽霊を選んでもらおう」

　また、『FRANCE24』は同じく先発のチャンスを得たマラング・サール、イスマイル・ヤコブス、エリレット・マタゾとともに南野の名前を挙げ、「序列に変化を起こすことはない」とこき下ろしている。

"最後のアピール"ができなかった南野は、11月１日に行なわれる日本代表のカタールW杯メンバー発表を待つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】南野が見事なトラップからのパスでPKを誘発するも…