4試合ぶり先発の南野拓実、巧みなパスでPK奪取に貢献もエースが失敗。モナコは勝利も55分に無念の早期交代、W杯メンバー入りへのアピールは不発

2022年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半終了間際にイエローカード

国内リーグでは4度目のスタメン出場を果たした南野。(C)Getty Images

 現地時間10月30日に開催されたリーグ・アン第13節で、南野拓実が所属する7位のモナコが最下位のアンジェとホームで対戦した。

 なかなか出番を得られず、カタール・ワールドカップのメンバー入りに向けて苦境に立たせている南野は、味方の退場によって21分で交代となったクレルモン戦以来、国内リーグでは2試合ぶり、公式戦では4試合ぶりのスタメン出場。4-3-1-2のトップ下でに入った。

 序盤は動き出しても味方からパスをもらえず、ボールを受けても失うシーンが目立った日本代表FWが、見せ場を作ったのが39分だ。

 右からの浮き球のクロスを左足で巧みにトラップし、すかさず右足でパス。これに反応したベン・ヤーデルがボックス内でファウルを受け、PKを獲得する。しかし、このPKをエースのベン・ヤーデルがGKフォファナにストップされ、ゴールには繋がらない。

 44分には敵のパスミスをバイタルエリアで南野が収め、ペナルティエリア外から強烈なシュートを放つもGKフォファナに横っ飛びでセーブされる。
 
 その直後には2人の敵DFをドリブルで割って入ろうとするも、逆にファウルを取られ、イエローカードを受ける。南野は納得できない様子だった。

 後半、モナコはサールを下げてヴァンデルソンを投入し、4-4-2にシステムを変更。南野は左サイドハーフに入る。

 この交代が的中。54分、右サイドからヴァンデルソンが送り込んだクロスをエムボロが押し込み、先制ゴールを奪う。

 すると、その1分後に2枚替えを敢行。イエローカードの影響もあったのか、南野はここでゴロビンに代わってベンチへ。悔しい早期交代で、W杯のメンバー入りへ向けてアピールしきれなかった。

 70分には、南野の交代で入ったゴロビンがエリア外から鮮やかなシュートを叩き込み、追加点を奪う。

 このまま2―0でモナコが勝利。3試合ぶりに勝点3を得ている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】裏抜けから冷静なフィニッシュ!南野拓実、待望の移籍後初ゴールをチェック

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