J１リーグ第２ステージ・14節の横浜対神戸が10月17日、日産スタジアムで行なわれ、後半アディショナルタイムに齋藤のゴールで逆転した横浜が２-１で勝利した。

【J１ PHOTOハイライト】２ステージ・14節
 
　一進一退の攻防を繰り広げた序盤は、両チームともゴール前まで迫るものの、あと一歩を崩せない。しかし、迎えた31分、一瞬の隙を突いた神戸が試合を動かす。敵陣でファビオのクリアミスを拾った渡邊がそのまま独走。GKとの１対１を制し、均衡を破った。
 
　一方の横浜は、司令塔の中村にボールを集め反撃の糸口を掴もうとするが、神戸の守備ブロックを前になかなか攻撃の形を作れない。逆に36分には、自陣でのパスミスからピンチを招くなど攻守とも噛み合わず、神戸の前田が２枚目の警告を受け退場処分となった後も、目立ったチャンスを作れないままハーフタイムを迎えた。
　
　後半は積極的に攻勢を仕掛ける横浜と、守備を固めカウンターからチャンスを窺う神戸という構図がくっきりと現われ、ホームチームがポゼッションを高めながらゴールに迫る。55分に齋藤を投入し攻撃のギアを上げると、60分に中村がゴール正面から左足シュートを放つが右ポストを直撃。

　さらに68分には、齋藤のクロスにアデミウソンが強烈なダイレクトシュートを放つも、GKの好守に阻まれ、直後にも再びアデミウソンに決定機が訪れたがモノにできない。
 
　しかし86分、横浜の猛攻がようやく実る。ゴール前でボールを受けたアデミウソンが右足を振り抜くと、鋭い弾道がネットに突き刺さりようやく同点に追いつく。

　これで勢いづいた横浜は一気に逆転を狙い、猛攻撃を開始。そしてアディショナルタイム、中村のシュートがGKに弾かれた流れから齋藤が逆転ゴールを奪取。試合はこのまま終了し、横浜が劇的に逆転勝ちを収めた。
 
　なお、この試合で横浜の中澤が、J１通算500試合出場を達成している。