「さらなる処分の可能性も」トッテナム指揮官コンテ“退場”の余波に英紙が嘆き「南フランスへスタンド観戦に行くしかない」

2022年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

CL決勝T進出を懸けた大一番で「ロッカールームにも入れない」

VAR判定を激しく批判していたコンテ。(C)Getty Images

 現地26日に行なわれたチャンピオンズリーグ第5節のトッテナム対スポルティングは1-1のドローに終わった。この試合では、ホームのトッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督がレッドカードで退場処分となっており、最終節のマルセイユとのアウェーゲームで、ベンチで指揮ができない状況となっている。

 コンテ監督にレッドカードが提示された経緯はこうだ。1-1で迎えた後半アディショナルタイム、FWハリー・ケインがネットを揺らしたが、VAR検証→オンフィールドレビューにより、オフサイドと判定。土壇場の決勝ゴールが取り消され、勝利を逃した。

 この判定にコンテ監督が激怒。レフェリーを怒鳴りつけて抗議をし、退場が命じられた。指揮官は試合後、「VARはフットボールに大きな害を与えている。まったくもって不当だ。このような場面で正直さが見られないなら、本当に意味がない」と不満をぶちまけていた。
【動画】トッテナム対スポルティング、激戦となったCL第5節のハイライトをチェック!
 英紙『The Guardian』は、「トッテナムはCLで決勝トーナメント進出の可能性を残いしている。しかし、敗退する危険もはらんでいる。そんななかで挑む最終節で、指揮官は不在だ」と嘆いている。

「コンテが遠征しても、通常であれば仕事を遂行する場所に立ち入ることはできない。UEFA(欧州サッカー連盟)の規定では、タッチライン際はもちろん、トンネル、ロッカールームも立ち入り禁止だ。彼が観戦できるのはスタンドからのみとなる。つまり南フランスへスタンド観戦に行くしかないのだ。

 また、問題はこの処分で終わらないかもしれない。UEFAはダニー・マッケリー主審からの報告書を待ち、さらなる制裁が必要かどうかを判断する。また、試合後の記者会見での発言も調査の対象になれば、さらなる処分の可能性もある」

 CLのグループDは、首位トッテナム(勝点8)、2位スポルティング(勝点7)、3位フランクフルト(勝点7)、4位マルセイユ(勝点6)と大混戦となっており、全チームに決勝トーナメント進出の可能性を残している。

 果たして、コンテが直接指揮をとれない影響はいかほどか。11月1日に行なわれるマルセイユ戦に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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