【J1速報】鹿島が19歳・鈴木のロスタイム弾で柏に劇的勝利! 勝点差0で首位を追走

2015年10月17日 サッカーダイジェスト編集部

途中出場コンビのカイオ&鈴木で決勝点!

先制点を挙げた赤崎。鋭い動き出しで縦パスに抜け出し、最後は無人のゴールへ流し込んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ第2ステージ・14節の鹿島対柏が、カシマスタジアムで行なわれ、激しい点の取り合いの末に3-2で鹿島が逆転勝ちを収めた。

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・14節
 
 試合は立ち上がりの3分にいきなり動く。序盤からテンポの良いパス回しでリズムを掴んだかに見えた柏だったが、鹿島は中盤で小笠原がボールを奪うと、パスを受けた中村がワンタッチで前線の赤崎へ。縦パス1本で柏DFの背後に抜け出した赤崎は、最後はGK菅野を抜いて無人のゴールへ流し込み、鹿島が先制に成功した。
 
 その後も鹿島のカウンターがたびたび炸裂したものの、柏は14分にセットプレーからチャンスを得る。右サイドからの秋野のFKにクリスティアーノが頭で合わせると、これが味方の鈴木に当たり、そのまま鹿島ゴールに飛び込んだ。柏が1-1の同点に追いつく。
 
 これで勢いづいた柏は再び素早いパス回しと前線からの積極的な守備が機能し始め、鹿島を押し込む。39分には左SBの輪湖のインターセプトから、リターンを受けた輪湖がそのまま持ち上がり中央へラストパス。これを受けたクリスティアーノが右足でシュートを突き刺した。
 
 後半はともに攻撃への意欲を見せるものの、互いの守備陣が奮闘。両GKの好守などもり、なかなか得点には至らない。しかし均衡状態を破ったのは鹿島。69分、中村が鋭いドリブルで柏の守備組織を崩すと、シュートは阻まれたものの、こぼれ球を金崎が頭で押し込んだ。試合は振り出しに戻る。
 
 同点とした鹿島は直後にカイオを、対する柏は流れを変えるべく大津を投入し、ともに攻撃的な切り札の起用で勝負に出る。
 
 88分、鹿島はカイオのループパスから山本がボレーシュートを叩き込むが、これはオフサイドの判定。そして、アディショナルタイムに入った90+1分、鹿島はさらに攻勢に出ると、右サイドを破ったカイオがシュート性の鋭いクロス。これをファーサイドで待っていた途中出場の19歳・鈴木が押し込み、3-2の逆転に成功した。
 
 終盤は柏が猛攻に出るも、これをしっかり凌いだ鹿島が逆転勝利。広島が勝ったため、順位は2位と変わらないものの、鹿島は依然勝点差0で首位を追走する。
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