【J1採点&寸評】G大阪×浦和|先発の井手口、途中出場の長沢が存在感。遠藤も2ゴールに絡み、G大阪が因縁の一戦を制す

2015年10月17日

トップ下の遠藤が神出鬼没の動きで翻弄。19歳の井手口も攻守両面の働きを高く評価。

【警告】G大阪=赤嶺(53分) 浦和=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠藤保仁(G大阪)

 
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
主力を数人欠きながらも前後半を通して一定の質を維持。浦和の攻撃を上手く抑え込み、鋭い攻撃を要所で見せた。
 
浦和 5
前半は攻撃の呼吸が合わず、後半に本領を発揮したもののゴールは終盤の一撃のみ。効果を発揮したズラタンの投入が遅かった感も。

【J1 PHOTOハイライト】2ステージ・14節
 
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6.5
カウンターの機会でスローイングをカットされたのは反省材料。ただ79分に柏木の一撃を防いだスーパーセーブで挽回した。
 
DF
22 オ・ジェソク 6
25分に鋭い上がりから決定機を作り出した。後半は押し込まれる時間が続いたが、身体を投げ出す守備で耐えた。
 
5 丹羽大輝 6
岩下不在のなか最終ラインを統率。何度かミスもあったが、相手にきっちり寄せてチャンスを作らせなかった。
 
3 西野貴治 6.5
1対1の対応はソツなく安定。今季リーグ戦初出場という点も加味し、十分に評価できるパフォーマンスだった。
 
4 藤春廣輝 6
スピードを活かした上がりで関根を牽制。後半は上がりが減るも、左サイドのスペースを上手く消した。
 
MF
15 今野泰幸 6
周囲360度に注意を配り、中盤の門番として奔走。バランスを取りながら、井手口の上がりもしっかりサポートした。
 
21 井手口陽介 7
両軍最年少の19歳は、素早い潰しと機を見た攻撃参加を披露。39分に見せたボール奪取からのシュートに才能の片鱗。浦和相手にもまったく引けを取らなかった。
 
13 阿部浩之 6.5
開始7分に絶妙なボールを入れて先制点を呼び込む。激しいアップダウンでサイドの守備でも大きく貢献した。
 
7 遠藤保仁 7
J1通算500試合出場を達成。タイミングの良い上がりで先制点を誘発すると、後半にはFKからアシスト。神出鬼没の動きも効いていた。
 
39 宇佐美貴史 6
長い距離のドリブルで会場を沸かせ、62分には長沢の好機を演出。代表帰りで身体は重そうながら、要所で質の高いプレーを見せた。
 
FW
24 赤嶺真吾 5.5
ゴール前に飛び込むタイミングは光った。ただターゲットマンとしては機能せず。一方、守備では献身的に動き回った。
 
交代出場
FW
20 長沢 駿 6.5
投入から3分後、遠藤のFKに飛び込んで貴重な2点目。移籍後初ゴールでチームに勢いをもたらした。
 
MF
19 大森晃太郎 -
高い位置で絡む場面はなく、守備に奔走。間延びし始めた中盤で動き回り、パスの出所に素早く寄せた。
 
DF
6 金 正也 -
失点直後に投入され、時間を使って逃げ切りに貢献。特に見せ場は訪れなかった。
 
監督
長谷川健太 6.5
出場停止や怪我で主力を数人欠きながらも危なげない試合運び。井手口の抜擢も奏功し、2-0と完勝した。

次ページ浦和はズラタンの一撃で一矢報いたものの、その他のアタッカー陣が軒並み精彩を欠く。

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