【J1速報】遠藤がJ1通算500試合出場。大黒柱の記録達成に花を添えたG大阪が、チャンピオンシップ出場に大きく前進

2015年10月17日

阿部と長沢のゴールでG大阪が勝利。浦和の猛攻はあと一歩及ばず。

長沢の移籍後初ゴールが決勝点となり、G大阪が浦和を下し、第2ステージの4位に浮上した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ第2ステージ・14節のG大阪対浦和戦が10月17日、万博記念競技場で行なわれ、ホームのG大阪が2-1で勝利。年間3位のFC東京が敗れ、現在4位のG大阪はFC東京に勝点2差と肉薄。チャンピシップ出場圏の年間3位に一歩近づいた。
 
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・14節

 ホームのG大阪は出場停止でパトリックと倉田を欠くうえ、負傷の影響で岩下がベンチ外、代表帰りの米倉もベンチスタート。この大一番で19歳の井手口をボランチに抜擢し、遠藤をトップ下に置く4-2-3-1を採用した。一方の浦和は、前節同様のベスト布陣で臨む。
 
 開始7分に早くも試合が動く。右サイドでボールを受けたG大阪の阿部が左足でボールを送ると、GKの目前で遠藤とDF那須が競り合う。どちらも触らないまま、ボールはゴール左隅へ吸い込まれ、G大阪が幸先良く先制した。その後はともに決定機を作り出すも、フィニッシュの精度を欠いて1-0のまま前半を折り返す。
 
 ハーフタイム、G大阪の長谷川監督は「集中して守れている。奪った後のボールを大事に。気持ちで守りに入らない」と指示。一方のペトロヴィッチ監督は「フィニッシュのところで落ち着こう。アイデアを持ってプレーしよう。相手より運動量で上回ろう」とチームを送り出した。
 
 後半、浦和は関根に変えて高木を2シャドーの一角で投入し、梅崎を右ウイングバックに回して反撃。すると49分、その高木がバー直撃のFKをお見舞いし、その後も畳み込むなど攻勢を強める。やや劣勢のG大阪は56分、運動量の落ちてきた赤嶺に代わって長沢を投入。その3分後、遠藤のFKにその長沢が飛び込み、G大阪が2点目を奪った。
 
 終盤はG大阪がカウンターを狙う展開となり、90+1分にズラタンの一撃で浦和が一矢報いるも及ばず。結局、G大阪がそのまま逃げ切って勝点3を手にした。
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
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