「反転して逃げられ、誰も追いつけない」復活弾の古橋亨梧を元プレミア戦士が絶賛!「キョウゴには誰も張りつきたがらない」

2022年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「同情していたんだ」と不調だったストライカーを気遣う

リーグカップ準々決勝でダメ押し弾を決めた古橋。(C)Getty Images

 指揮官は懸念がなかったと話している。それでも、しばらくゴールから遠ざかれば、ストライカーが重圧を感じるのは想像にかたくない。それだけに、先週の得点にセルティックの古橋亨梧は安堵しただろう。

 リーグ開幕から5試合のうち4試合でネットを揺らし、6得点を挙げた古橋だが、その後はチャンピオンズリーグ(CL)の4試合を含めて公式戦で1ゴールとなかなか得点できず。昨シーズンに絶対的な地位を築いた日本代表FWに対して批判の声も上がりつつあった。

 10月18日のリーグカップ準々決勝マザーウェル戦でも、絶好機に決められず、シュートがゴールマウスを叩くなど、嫌な流れだったが、終盤の76分に味方のシュートのこぼれ球に反応。ダメ押しとなる4点目を挙げ、4-0の快勝に花を添えている。

 セルティックOBでイングランドのプレミアリーグでもプレーしたフランク・マカベニーは、『Football Insider』で「キョウゴはゴールを決めて格が違ったね」と、苦悩の日々が続いていた日本代表FWに想いを寄せた。

「ポストに嫌われたり、チャンスを決められなかったりで、同情していたんだ。これで(不振が)終わりになることを願っているよ」
 
 さらに、マカベニーは「彼はギオルゴス・ギアクマキスとは違う類の選手だ」と、CFのポジションを争うギリシャ人ストライカーとの違いについて言及している。

「キョウゴには誰も張りつきたがらない。反転して逃げられ、誰も追いつけないからだ。彼はとても多くのスペースをつくる。みんな彼に抜け出されるのが怖いからだ」

 アンジェ・ポステコグルー監督はマザーウェル戦後、得点の有無にかかわらず、古橋はチームに貢献し続けてきたと強調した。それでも、ゴールを取り戻したことは、追い風となるはずだ。

 セルティックは25日のCLでシャフタール・ドネツクと対戦する。リーグ前節で出場機会がなかった古橋は、次に欧州最高峰の舞台での初ゴールを決められるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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