文字通り電撃的な退任だった。

　ビジャレアルは現地10月24日、「ウナイ・エメリ監督が関係を終了するという一方的な決定を通知した」と発表した。

　それからほどなくして、20日にスティーブン・ジェラード監督を解任したばかりのアストン・ビラが、エメリを後任として招聘するとリリースしている。

　たまらないのが、シーズン真っ只中に指揮官を強奪されたビジャレアルだ。クラブの公式SNSに寄せられたコメントを見ると、ファンの大半はエメリ本人に対しては感謝を述べている。クラブ初のタイトルとなる一昨シーズンのヨーロッパリーグ制覇や昨季のチャンピオンズリーグ４強入りなどに導いた功績を称えた形だ。
 

　だが、アストン・ビラへの怒りややりきれない状況を嘆くサポーターも少なくなかった。コメント欄には「アストン・ビラを恨む」「この時期に理解できない」「このまま終わるのは惜しい」「カネで連れて行かれた」「ショックすぎる」「フットボールはファンのためにあるんじゃないのか」「ラ・リーガよりプレミアリーグが上ってことだ」といった声があがっている。

　スペインメディア『Relevo』によれば、ビジャレアルはマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の復帰を検討しているという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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