「カマダは真のスター」フランクフルト鎌田大地を現地メディアが改めて絶賛!「リーグ最高のMFだ」

2022年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アイントラハトで最も完成されたサッカー選手のひとりになった」

ここまで公式戦9ゴール・3アシストと躍動している鎌田。(C)Getty Images

 現地時間10月22日に行なわれたブンデスリーガ第11節、ボルシアMGとのアウェーマッチで、アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地はボランチの一角で先発出場。敵地で前半に3点を奪って3ー1の快勝を収めたチームで攻守に渡って存在感を見せ、63分にピッチを後にした。

 ドイツ誌『kicker』は採点で及第点以上の「2.5点」を与え、現地紙『Frankfurter Rundschau』も「いつものように猛烈に攻撃を仕掛けるプレーはなかったが、守備の場面では良い仕事をしていた」と称えた(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)。

 また、現地メディア『hessenschau』は、今シーズンのここまでのパフォーマンスについて、「リーグ最高のMFであり、カマダはアイントラハトの真のスターだ」と賛辞を贈っている。
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「ゴールを決める、タックルをする、責任を持つ。彼はもともと優れた選手だったが、今シーズンの成長はめざましいものがある。

 レバークーゼンに5-1で勝利した試合で、彼は2ゴールを挙げた。だが、最も彼に拍手が送られた瞬間はゴールシーンだけではない。85分、オランダ代表DFジェレミー・フリンボンに追いつき、ハーフラインのすぐ近くで彼にタックルをしてその攻撃を阻止したシーンだ。観客はレバークーゼンの反撃の終わりを察知し、背番号15にスタンディングオベーションを送った」

 そして、「才能あるプレーメーカーだった彼はそれ以上の存在となり、アイントラハトで最も完成された選手のひとりになった」と続けている。

「攻撃を操るだけではなく、6番(ボランチ)もこなせるようになった鎌田は真のボールウィナーだ。ボールに対するプレーが弱点とされていたが、今やカウンタープレスを得意とする選手のひとりだ。セバスティアン・ローデ、ジブリル・ソウともうまく融合し、何もしていないかのように見えて中盤を支配する。チャンピオンズリーグでも印象的なプレーを繰り返し、彼らしさを強烈に示し続けているのだ」

 そして「気掛かりは契約延長だけだ」と、将来の展望については懸念も示した。

「彼は夏にベンフィカに行く予定だったが、オリバー・グラスナー監督の介入で土壇場で残留を決めた。だが、来夏には契約が切れるため、ビッククラブで大金を稼ぐチャンスは日に日に大きくなっている。アイントラハトは最も重要な選手を失う危機に瀕している。だが、断言できるのは、彼はステップアップに十分な素質を備えている。それは確かなのだ」

 鎌田はここまで公式戦17試合に出場し、9ゴール・3アシストとこれまでにないペースで決定的な仕事をし続けている。クラブは契約延長に向けて動いているが、評価が高まるにつれ、引き留めが難しくなっているのも確かなようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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