セルティックの日本代表トリオ、英紙がW杯での活躍を展望!「大会で輝くかもしれない最有力」「印象的な活躍をしても驚きではない」と評したのは?

2022年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ワールドカップでショックを起こそうと願っている」

(左から)古橋、旗手、前田はW杯メンバーに食い込めるか。(C)Getty Images

 カタール・ワールドカップ開幕まで1カ月となった。森保一監督が率いる日本代表は、11月1日に招集メンバーの最終選考が迫っている。指揮官は「大枠」は決まりつつあるとしながら、最後まで見極めていく考えだ。

 英紙『Daily Mail』は10月19日、セルティックで活躍する古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の3選手を取り上げ、グループステージでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する日本の一員として、ワールドカップで「ショックを起こそうと願っている」と紹介した。

 昨年夏のアンジェ・ポステコグルー監督就任を機に、セルティックには井手口陽介を含む4人の日本人選手が加入した。ケガで出遅れた井手口は苦戦しているが、古橋、前田、旗手の3選手はセルティックの1年での復権に大きく貢献。今シーズンはチャンピオンズリーグにもデビューしている。

 Daily Mailは、セルティックのエースとして活躍する古橋について、「前線を通じての彼の動きの能力は、日本にユーティリティ性をもたらす」と報じた。

「特に、ハンジ・フリック監督の下で非常に高いラインのカミカゼフットボールをすることが多いドイツとの試合では、キョウゴの裏へのスピードは日本にとって真の利点となるかもしれない」

「スターダム、大会で輝くかもしれない選手という点では、キョウゴが最有力候補と思われる。夏にクラブは彼に対するオファーのいくつかを抑えたと言われる。特にチャンピオンズリーグ決勝トーナメントに出るようなクラブへ1月に彼が移籍する可能性もある」
 
 そのうえで、同紙は「彼や代表をよく知る者にとって疑問なのは、セルティックであれだけやれている彼が必ずしも攻撃の中心にならず、日本はどうやって彼のベストを引き出すかということだ」と、クラブと代表チームでの立場や状況は異なるとも記した。

 また、直近で決定力不足への批判もある前田については、「周知のように最近はより困難にある。おそらくは3人の中で最も技術的に劣る彼は、特に今季欧州の舞台で苦しんだ。一部のセルティック・サポーターは、重圧が大きい中での彼の力を疑問視している」と伝えている。

「直近のスカッドに選ばれているので、最近の調子低下がカタールへの居場所を失うことにはつながらないだろう。マエダの強みは短距離でのスピードであり、日本を押し込もうとするチームを相手に生かせることは確かだ。仕事への姿勢はどんなチームにも貴重な利点であり、おそらくはポステコグルーが(横浜F・マリノス時代を含めて)2度も彼を獲得した理由だ」

 一方、9月のアメリカ戦とエクアドル戦で出場機会がなかった旗手について、Daily Mailは「非常に技術的に才能のある選手」と評している。

「極めてユーティリティなMFであるハタテは、セルティックで主に攻撃の中盤で起用されているが、左SBまでこなすことができる。彼の多才ぶりは、最終メンバー選考に関してアドバンテージになるだろう」

 同氏は「彼にとって心配なのは、直近のアメリカ戦とエクアドル戦で1分も出場機会がなかったことだ」としつつ、「中盤での能力はセルティックに主導権をもたらす。マエダと違い、初のフルシーズンとなる今季もクオリティを維持してきた」と続けた。

「この冬に最大の舞台でハタテが印象的な活躍をしても驚きではないだろう」

 森保監督の招集リストに名を連ねる26人は誰になるのか。いずれにしても、カタールに向かう日本代表が大会で活躍できるように願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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