「レギュラーでないなら、契約を解除すべき」C・ロナウドの“早退”を巡り、OBファーディナンドがマンUに苦言「彼はスターで、無視できない存在なんだ」

2022年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「夏に手放しても良かった」

トッテナム戦での早退が話題になっているC・ロナウド。(C)Getty Images

 現地時間10月19日に行なわれたプレミアリーグ第12節で、マンチェスター・ユナイテッドは、トッテナムにホームで2-0と快勝した。しかし、不満を抑えきれなかったのが、出番のなかったクリスティアーノ・ロナウドだ。

 47分にフレッジ、69分にブルーノ・フェルナンデスがゴールを決めて迎えた90分、ベンチスタートだったC・ロナウドが席を立ち、ロッカールームに引き上げてしまったのだ。現地メディアの報道によれば、C・ロナウドは本当に帰宅したとのこと。ロッカールームで仲間たちと勝利を分かち合うこともなかったという。
【画像】試合終了のホイッスルを前に、ジャージ姿で引き上げるC・ロナウドの姿

 試合後、エリク・テン・ハーフ監督は「明日になってから考える」とコメントしたのみ。だが、チームの輪を乱す行動に、現地でも批判の声は少なくない。

 そんななか、この件について、ユナイテッドOBの元イングランド代表リオ・ファーディナンドが口を開いた。自身の『Youtube』チャンネルで、複雑な心境を明かしている。
 
「ロナウドがプレーしなかったのは、チームとして論理的に筋が通っていた。だが、彼は当然激怒するだろう。私は彼に何も期待していない。エリク・テン・ハーフが抱えている大きな問題は、次の(移籍)市場を前に、どういう決断を下すか、慎重に考えなければならないことだと思う」

 そして、「ロナウドがレギュラーにならないのなら、彼との契約は解除しなければならない」と続けている。

「彼はスターだ。無視できない存在なんだ。レギュラーでなく、スタメンでないことが多いなら、彼を手放さなければならない。なぜなら、クラブ、テン・ハーフ、そしてロナウド本人にとっても公平な状態にならないからだ。この状況では、毎試合後の最初の記者からの質問が、『なぜロナウドが先発しなかったのか?』になるだろう。今日、トッテナムに2-0で勝利したのに、彼の話題が中心になる。それは決して正しいことではない」

 また、クラブにとって「得難い人材」であることは認めたうえで、「なぜこの状態になると分かっていて、手放さなかったのか」と古巣を批判した。

「テン・ハーフのプランにロナウドが入らないと分かっていたなら、夏に手放してもよかった。チームとして健全であるべきなら、その決断は下さなければならなかった。どうして彼を手放さなかったんだ。私が理解できないのはその点だけだ」

 このまま、ユナイテッドのスターは1月にクラブを去ることになるのだろうか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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