磐田にFIFAから新規選手登録禁止などの制裁。F・ゴンザレスとの契約で規則違反、クラブはCASへ上訴

2022年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田との契約締結前にタイのクラブと取り交わした契約が存在

磐田がFIFAから下された決定に対し、CASへ上訴したと報告した。写真:滝川敏之

 ジュビロ磐田は10月19日、規則に違反したとして国際サッカー連盟(FIFA)からの制裁決定を報告。そのうえで、本決定に対して不服申立てを行なうと発表した。

 クラブによると、2021年シーズンから加入したFWファビアン・ゴンザレスについて、前所属クラブ退団後、磐田との契約締結前にタイのクラブと取り交わした契約が存在したという。

 この問題に対し、タイのクラブは今年4月13日、F・ゴンザレスと磐田を相手方として、FIFAの紛争解決室(DRC)に申し立てを行なった。それを受けてDRCは9月29日に、FIFA規則に違反するとして、F・ゴンザレスおよび磐田に対し、処分を下した。
 
 決定した処分は3点で、F・ゴンザレスと磐田の連帯で、タイのクラブへの約5万ドルの賠償金の支払命令。F・ゴンザレスにスポーツ制裁として、4か月間の公式戦出場停止処分。磐田に対するスポーツ制裁として、今後2回の登録期間(2023年第1および第2登録期間)における新規選手登録の禁止である。

 これに磐田は、F・ゴンザレスが磐田との契約締結前にタイのクラブと契約を締結していた事実を認識しておらず、同契約の存在にもかかわらず同選手を引き抜いたといった事実も存在しないとして、本決定に対して不服申立てを行うこととし、本日10月19日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴したと報告。なお、CASから裁定が下される時期は、現時点で未定だという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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