「日本のバッジョが別れ」現役引退の中村俊輔を伊メディアが続々称える!「魔法の左足でセリエを魅了」

2022年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ラストシーズンでJ1昇格を果たしたのだ」

イタリアでは3シーズンに渡ってプレー。レッジーナの残留に貢献した。(C)Getty Images

 日本サッカー界のレジェンドがスパイクを脱ぐとの報道は、かつてプレーしたイタリアの地でも様々なメディアに伝えられた。

 10月17日、中村俊輔が引退するという日本からの知らせを受けて、イタリアの『DerbyDerbyDerby』は「日本のバッジョがサッカーに別れを告げる」と題した記事で報じた。カルチョ界のレジェンド、ロベルト・バッジョの名を出しての報道だ。

 また、同じイタリアの『IL POSTICIPO』も「レッジョ・カラブリアのサムライ、シュンスケ・ナカムラが引退」と題した記事で、かつて3シーズンにわたってレッジーナでプレーしたレフティの引退をリスペクトをもって伝えている。

「時が過ぎることのないかのように感じさせる選手たちがいる。もちろん、リーダーはカズヨシ・ミウラだ。1990年代にセリエAでプレーし、年齢的は年金生活に差し掛かりながら、まだ主役でありたいと望んでいる。だが、日本にはほかにも不滅の戦士がいる。元レッジーナのシュンスケ・ナカムラだ。いや、『いた』と言うべきか。報道によると、彼は引退することを決めたのだ」
 
 同メディアは中村を「旧大陸で大きく成功した日本人選手のひとり」「魔法の左足でセリエAを魅了」と賞賛し、プロキャリアの最後に所属する横浜FCがJ1に昇格したことも紹介した。

「彼のような日本サッカーのレジェンドが、キャプテン翼で語られるような物語を考えさせる結末なしにキャリアを終えるはずがなかった。ラストシーズンで、ナカムラはJ1昇格を果たしたのだ。出場時間という点では最小限の貢献だった。だが、サムライはいずれにしても何かしらのかたちで印を残したのだ。これで彼は剣を、いや、その左足をさやに収めることができる」

 18日、中村は横浜FCのリリースを通じて現役引退を発表している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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