「ボールを操りダンスをする君を見た」現役引退を発表した中村俊輔へ古巣レッジーナがメッセージ「限られた者にしか経験できない旅だった」

2022年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

2002年夏から3シーズン在籍

古巣のレッジーナが俊輔にメッセージを送った。(C)Getty Images

 今季限りで現役を引退する横浜FCの元日本代表MF中村俊輔に、古巣のレッジーナがメッセージを送った。

 俊輔は、1997年に桐光学園高を卒業後、横浜Mに加入。その後、レッジーナ(イタリア)、セルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)と欧州クラブを渡り歩き、2010年に横浜に復帰。17年には磐田に移籍し、19年途中から横浜FCに所属している。

 そんな俊輔が最初に海外挑戦を決めたのは、2002年の夏。当時セリエAのレッジーナに加入し、3シーズンに渡ってプレー。公式戦87試合で12ゴールをマークした。

 レッジーナは俊輔の引退報道を受けて、クラブの公式ツイッターを更新。以下のように綴った。
 
「背番号10番だけにしかできない、ボールを操りながらダンスをする君の姿を見た。まるでPKであるかのようにFKを蹴る君の姿を見た。日出ずる国からレッジョ・カラブリアの太陽の下へとファンを導き、真っ直ぐに連なる普通では考えられないような行列を作り出した君の姿を見た。

 今日、偉大な旅は終わりを迎えようとしている。長く、熱狂的な旅。限られた者にしか経験できない旅だった。我々の人生の一部であるこの小さな1ページが幕を閉じる名残惜しさは、かつてこの街で歌われていたチャントによって打ち消されていく。"ブラジル人ではないのに、なんてゴールだ!レッジョで君はすでにアイドルだ。ナカムラ"」

 44歳のレフティは、今でもレッジーナでは心に残る存在のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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