「本当にひどすぎて申し訳ない」クロップが、ペップへの観客による“コイン投げつけ”事件を謝罪。リバプールも怒りの声明

2022年10月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

リバプールが勝利も、指揮官は退場処分に

判定に怒りを露わにしたクロップ。 (C)Getty Images

 現地時間10月16日に行なわれたプレミアリーグ第11節、リバプール対マンチェスター・シティは、エジプト代表FWモハメド・サラーが決勝点を挙げ、1-0でホームのリバプールが勝利を収めている。

 試合は白熱したあまりに"荒れた"内容に。86分にはサラーに対するファウルが取られなかったことに激怒したユルゲン・クロップ監督にレッドカードが提示されたほか、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督に対しては、観客からコインが投げつけられたことも明らかになっている。

 試合後の記者会見で、グアルディオラ監督は「私に(コインは)当たらなかった。来年きっと、彼らはまたチャレンジするだろう」と皮肉まじりにコメント。これに対し、クロップ監督は「本当にひどすぎて申し訳ない。私は知らなかったし、その件については謝罪が必要だ。二度と起きてはならない」とサポーターの行為を批判している。
【動画】サラーの一発でリバプールが勝利! クロップが判定に怒り狂った姿はロングVer.でチェック
 さらに、リバプールも正式に声明を発表。「本日の試合で、テクニカルエリアに物が投げ込まれた事例を確認している。この件は完全に認めることができないものであり、アンフィールドでファンに期待されている行動ではない」と厳しく非難。該当の行為については映像などで調査を進め、「悪質」と認められた場合は、スタジアムへの出入り禁止処分を下すと明言した。

 一方で、現地紙『Daily Mail』によれば、シティサポーターがホームチームに対して卑劣なチャントを放っていたことも発覚。クラブ公式は「フットボールスタジアムにおける卑劣なチャントに失望している。アウェー席のコンコースには落書きも発見した。このような行動が、遺族や生存している人々、関係者に与える影響は計り知れない。シティと、関係当局と協力し、こうした出来事が起きないように努める」と発表している。

 サポーターの熱意は計り知れないものがあるとはいえ、他者を傷つける行為の根絶が求められる。今後の対応に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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